ガンジーさん。
いつ途切れるかわかりませんが
今後ともよろしく。

185.伝わる・伝える。

ガンジーさん、箱根で、「ほぼ日」読者からの
たくさんのメールを読みふけっていたんだろうなぁ。
そして、いろんなことを考えた。

たくさんのメールを読んでいるうちに、
そこに法則性を感じるかもしれないし、
そこから別の何かが見えてくるかもしれない。

特に、ガンジーさんにメールを出した方、
じっくりお読みください。
ごきげんガンジーさん、だよ。

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「ガンジーin 箱根」

箱根の山々を眺めながら、これを書いているよ。
そして、膨大な数のメールも読んでるんだ。
環境が変わると気分も変わる、しかもここは安い!
それがなによりいい。
落ち着いていられる気分になる。 
時間もある隠居の身、だしね。
空気もうまい! 食う気も出てきそう。 
ビール飲んじゃおうかな?

メールの感想を、一言でいうと、
じつにみなさん「凄い人たち!」だ。
やっぱり「ほぼ日」読者はよく物事を考え、見てるよ。
それと、パソコンの良さを再三再四思い知らされる。
解りやすい話し言葉で伝えられるから。  
20歳の人の気持ちが66歳のガンジーにも
ビンビン伝わってくるぜ。

文章として、まとまりがない、
なんて思わなくっていい。
キレイな表現をしょうなんて悩むことはない。 
万葉のムカシから伝わる日本語の美しさ。 
それはそれとして、我々日本人が世界に誇れることだけど、
そればかりを追いかけていたんでは、
本当に、言いたい事、は伝わらないんじゃないかな?
言葉は年をおって変化していく、
「れ」抜き言葉、語尾上げおしゃべり、なんかにしても、
聞く人が、いやだなぁ、と思うのは、
その話し方ではなくて、
内容に、辟易させられてるんだ。

会話が、一方的でありすぎるからじゃないだろうか?
キクコと、とハナゾウが仲良しでなければいけない。 
(聞く事、話そう!)
そして、ハナゾウさんの方が 
「かしこい人」じゃないかな?
でも、女がお馬鹿さん、というわけではありません。 
あくまで、さぶ〜ぃジョークを
無理やりこじつけたにすぎません。 
くどくど...
毒々。

ほぼ日が、顔マークを敬遠するのも、
ありきたり、の既製品だからだとおもうんだ。
既製品のマークでなく自分で描いたものなら
顔文字として立派に通用するんだと思う。 
英会話だって、英語の勉強なんだ! 
なんて構えなければすぐ覚えられる。
でも、大きな声じゃ言はないよ....
ナイショにしといてください。

コミニュケーション、と考えればいいんだ。 
ちゃう? 英語で言えば 「意志の伝達」。
有名な写真家、ロバート キャパさん 
(ベトナムで地雷を踏んで亡くなった)も言ってる、
「写真は言葉だ!」と。 
「ペンは剣よりも強し」と言った福沢諭吉も
びっくりだろう。  
絵画や音楽だって言葉とおなじ目的を持つ。 

絵画や音楽がみな似たようなものだったら
誰も見向きはしない。 
顔マークはそれなんだ。 
だから敬遠される。
すぐれた絵画や音楽、そして彫刻などは
言葉以上に人々を感動させる。 
しかしそれらの作者は文字での表現が上手とは限るまい。

その人、その人の得手な方法で
「自分を表現」すればいい。と思う。
かしこくても、頭が良くても、
あるいは自分をお馬鹿さんと勘違いしてる人も
その事を考えたいもんだね。  

さぁて、と。 
これから強羅あたりまでブラブラ歩いてこようかな?
仕事中の諸君には、見せびらかすようでわるいけど。

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「顔文字禁止」の「ほぼ日」ですが、
絶対にダメなんて言うつもりはないんですよ。
ただ、インターネットの世界に入りたての人に、
「常連ことば」を憶えなきゃならないかなぁと
思わせちゃうだろうし。
メールの文体を、ある程度低いところで
固定しちゃいそうだと思ったし。
ってなことで、やめようや、と軽く提案してるって感じ。
それだけですよ、ま。

(爆)とか付ければ人に何を言っても大丈夫みたいな、
いじわるな風潮もいやだったしね。
んなかんじですがな。

(つづく)

2001-02-26-MON

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