ガンジーさん。
いつ途切れるかわかりませんが
今後ともよろしく。

188.頭がいい。

ガンジーさんが、『the親戚新聞』で呼びかけた
「頭がいいってどういうこと?」に、
たくさんの読者が答えてくれた。

さぁ、その「ガンジー総括」が発表されました。
そのあと、エンジン回転数バリバリに上がって、
論は渦を巻いて大空に飛び立つ。

___________________________

「Thanks again!」


「頭がいい」 の件についてだけれど。
「賢い」[頭がいい」の両者は荷車の両輪みたいに、
どっちがどう、という事なしに
人生にとって、大切な事なんだ、と思い至った次第。
右側、左側にあるって事は、
右折の時はこう、左折の時はこのように、
そしてまっすぐな道では、お互いに力を合わせて進む。
その時々で、
イニシャチィヴが変わるんだね。
どっちが偉いんではなしに、どちらも必要不可欠なんだ。
もし一方だけを常に優先してたら車は前に進まない。
ゆがんだ人生になる。

それにしても様々なご意見をありがとう。 
喉のつかえがとれました。
物の見方、考え方って
人によってずいぶん違うんだなぁ、と思いました。
何度も言うけど、ほぼ日の読者は凄い人ばっかりですね。
みんな天才だ。 
自分で気がつかないだけなんだね。 
天才だ!と自惚れてる人は、実は凡人で、
たまたまその仕事の一部で大当たりしただけの事。  
幸運と天才を混同しちゃ困る。

謙虚で控え目の人にこそ、天賦の才がある。
では、何故その人たちが才能を発揮出来ずにいるのか?
それは良きパートナーとの出会いが未だ無い為だと思う。
その組み合わせは夫婦であるかもしれないし、
良き先輩、親や教師であったりもする。  
ちょうど、原始的な火起し、に似てる。
一人では着火できない、
点火しなければ燃えあがらない道理だ。

これまで、陽の当たらない人生だ。 
と思っていても、いつそのような
出会いがあるかわからない。 
ガンジーは65歳でやっと良き相棒が見つかった。
かなり失礼な言い草だけれど、これがホンネなんでね。
相棒、と書いたからにはガンジーの方でも
糸井さんのために何かお手伝いをする覚悟。
それが出来ずに終わってしまったら、と思い、
永遠のボデーガードを買って出たんだ。

糸井さんの行くところ、
いつも上空300メートルを舞っている。
交通事故や、オヤジ狩り、追剥ぎに会わないよう
厳重に見張ってる。 
でも健康に関しては有料にしてもらおうと考えている。
正延寺のガンジーの墓に、
スタバコーヒーを供えてください。

諸君、及びほぼ日読者のみなさんっ! 
あなた方は天才なんだ!
他言無用だけれども、
そのことを深く心に秘めて日々を過ごそう。
ほぼ日パーカの後ろポケットでもいい。 
いつでも取り出せる。
必ずチャンスは訪れる、いいパートナーが現れる。
明日かもしれない、10年先かもしれない、
その時の為にチカラを蓄えておこう。 
出会いがあってから慌てる事のないようにしょう。
人間にだって、早稲と晩生はある。
ただし、5年ごとにチェックしよう、
「この道で間違いはないだろうか?」 
と自問自答したほうがいい。
己が輝いてきてこそ良き相棒が見つかる。 

多勢の方たちからご意見メールを戴いたせいで、
今日はこぶしを振り上げたくなるほど
チカラが入ってしまった。 
お礼のつもりがとんだ僭越な振るまい、
平にご容赦のほど願いあげまする。

それでは これにて、ご免!

___________________________

チカラ入っちゃったもんね、というくらい、
ひさびさに声を大にしての「ガンジー節」、
親戚の皆さまも、「ほぼ日」読者の皆さまも、
いかがでしたか。

(つづく)

2001-03-01-THU

BACK
戻る