ガンジーさん。
いつ途切れるかわかりませんが
今後ともよろしく。

191.病気人と病人。


今回は、また新しい概念が誕生したようだ。
「病気人」というんだ。
意味、わかるような気もするだろうけれど、
「病人」との違いが知りたいところだ。

読めばわかる。
ぼくも、なるなら病気人にしよう。

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「告知、と酷知」

癌告知の問題がいろいろ言われてるけれど、
医師と患者との、ケース.バイ.ケース だと思う。 
一律に決めるのはよくない。
告知出来る資格のある医者は、数少ないぞ。
医師としての技術、知識の他に、
人格者であるか都会じゃない、田舎? 
いえいえ否かだから。

知識や技術があるから人格もあるとは言えない。
人格を「磨く」という。 
勉学だけでは、人格は身につかない。
馬鹿な有名大卒が「俺、それって習ってないよ」 
と言ってるのを聞いた事は再三だ。
学校って1から10まで教える所か? 
それも大学だぜ、セックスなんか教えねぇだろ? 
一生童貞で過ごすか?

こんなヤツが医者だったら、
「癌の告知」なんて問題は論外といえる。
物事を自分で考えたことのないアホや。

病院で看護婦から聞いたが、
日本はアメリカに比べて
医師や、看護婦の数が、10分の1だそうだ。 
だから医師はもてはやされる。
それでなくても、患者は先生を頼りにする。  
お金を包んでまで命乞いをする有様だ。
恥ずかしいかな、タスデ美も持参した。 
ガンジーは 「やめろ!」 と呶鳴った。
幸い断られた。 
若い医師でもあったが、「金額」の問題じゃないか? 
と疑ってもいるよ。 
この時は今のヤブではなく竹の子だったけど。
それほど医者は有り難がられるし、
結構な仕事でもあるんで、
成金たちはわが子を医者の道へと急かす。

しかし、だんだんに日本もアメリカに追い付いて来ている。
偉いお医者さまから普通の医療従事者に変わってくると、
看護婦、薬剤師などが同列に並ぶようになる。  
話しがずれるけど、ムカシは自動車の運転手が、
たいそうもてたそうだ。 
雇い主である偉い人たちの威を借りてることもあってね。
 
パイロットだって時間の問題で
その地位や収入を失う時期に来ている。
たんなる希少価値だけってわけ。 
数が増えてくればダイヤモンドも医者も安くなる。

それでも医師としての権威を保ちたければ
人格を磨くことでっせ、先生さまよ。

患者の方にも問題がある、病人と病気人との違いだ。
病人には告知してはならない。
彼らはすべてを悲観的に考える人種だから。 
告知されれば死を恐れるあまり本来の寿命が短くなる。 
心の準備が出来てないのが病人といわれる人たちだ。
マジメな人に多そうなタイプだね。
若い人、つまり60歳未満の人たちは
可哀想だが、それ以上の患者は
「しゃあねぇや!」 と覚悟することだね。 
それが出来る人が、病気人だと思う。
転職して、とりあえず病気をやってる、と言う感じなんだ。 
三度笠かぶって、 
「あっしゃ 死がねぇ 病気人でござんす」ってわけ。

こういう患者には告知してもいい。 
ガンジーが謹んで許可書を発行します。
そうすれば、蟻のママを伝えて
患者と医師が相談しながら治療を進められる。
アリのママは子どもにボクシングも勧めた。  
どちらのママも偉い!

そういう区別がわかってから告知しろ! 
でなけりゃ、黙っとれ!
また吼えちゃった〜い!

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学校で何でも教えると思っているアホが、
ほんとにいるんだよねぇ。
自分は、学校で教わった事なんて
何にも憶えてないくせに、
子供の教育は全部学校がやるものだと思ってる親とかさ。
おっと、ガンジー節がうつってきちゃった。

(つづく)

2001-03-04-SUN

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