ガンジーさん。 いつ途切れるかわかりませんが 今後ともよろしく。 |
195. 変化について。 もちろん、ガンジーさんは、変化大好きの人だ。 ぼくも、ほんとのこと言えば、変化の人だ。 そう思ってやってきたのだけれど、 そうか? と、考えはじめたわけだ、ぼくも。 それで、「ダーリンコラム」に変化のことを書いた。 それを読んだガンジーさんは、 『the親戚新聞』で、アンサーソングのように、 それについての、ガンジー流の考えを書いてくれた。 ___________________________ 「変か? いや変化だよ」 そうだなぁ、変わるって事は勇気のいることなんだねぇ。 そういう考え方の人は、変化した先のことを読んでるんだ。 糸井さん、というよりガンジーにとって今や先生だけれど、 その先生が、ほぼ日に、書いてたんだ。 変わるって大変だって。 そういえば今日のこの新聞の書き出し、 「イトイ方式」 だな。 影響受けるんだね。尊敬しはじめると。 当たって砕けろ! という人は破れかぶれでもあるんで、 確率もなにも考えない、 「思い起つたが吉日」とばかり猪突猛進する。 場合によっては多少不利であっても、 その剣幕に押されて成功する時もある。 そうすると、やっぱり俺の感は鋭い、と自惚れて、 さらなる挑戦をはじめる。 そして....ガクンッ!。 旧日本軍の真珠湾攻撃みたいに。 いい気になっちゃう。 女を口説くには押しの一手だ!って 先輩に教えられ失恋したダチがいたっけ。 押したら向こうへ行っちゃったそうだ。 当たり前じゃねぇか、磁石をもってけ! 物理を勉強しろ! って言ってやったよ。 右肩あがりの経済では、やる気優先で、 企業は根性を重視するあまり、 大学の運動部卒をこぞって採用した。 上司は突撃精神を称え、さらにケツを叩いた。 そしてバブル終焉となり砕け散った。 あわれな彼らは、変化を前進と受け取っていたんだ。 緻密な計算があってこそ変化、大袈裟には革命が成就する。 サントリーの有名なセリフ、 「やってみなはれ!」はそれだと思う。 すべて自分で考えず みんなが言ってるから、 偉い先生が説いてるから、と金魚のウンコになる。 メダカの学校になっちゃう。 金魚やメダカにはご迷惑な話で申し訳ないと思います。 変化する事に挑むならば、 処女の如くに、おずおずと進めよう。 処女が、おずおず、か、 たじたじ、かどうかは知らないけれどさ。 商売が、当たった! というけれど、よく狙いを定めてから開業するから であって、偶然や幸運だけではない。 時の勢いだけで突っ走るのは危険だと思う。 タスデ美は変化を嫌う。 ガンジーは変化させる事が好き。 変化を好む者は、物事に飽きっぽい、 そして、自己弁護する。いわく、 「おれは物事をマスターするのが早い、 だから次へ進むんだ」と。 でも、そんなヤツはガンジーだけだね、きっと。 じつは本当にその計画なり仕事を完全消化してない。 たんなる新し物好きに過ぎなかったんじゃなかろうか? と反省してる。 その反動がいつも書いてること、 「続けよう!」 キャンペーンなんだ。 コストをかけずにこのやり方で もっと効率的に仕事を消化できないもんか? と考える事だと思う。 お金をかけずにあらゆる面から見直してみる。 それが大事なようだ。 とはいっても、ここ一発! という時に 躊躇してはならないと思う。 先手必勝ってことがあるのは事実だから。 ただそれを、たまたま幸運だった、と考え 深追いしないことだろうな。 どうだ!ケインズ先生もたじたじだろう。 うん、ガンジーは吐かせ、じゃない博士だ! でも鵜呑みにしないで、よく考えてくださいませ。 ___________________________ 最後の一言が、効いてるねぇ。 この一言のおかげで、考えが螺旋階段のように、 高くなっていく可能性があるものなぁ。 旧きを温ねて新しきを知る。 ・・・この感じが、体感できるといいなぁ。 (つづく) |
2001-03-08-THU
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