ガンジーさん。
いつ途切れるかわかりませんが
今後ともよろしく。

198.旅は道づれ。

外に向けて心を開くのは、そんなに簡単なことじゃない。
どうしても、内に内にこもってしまうのが、
なんだろ、国民性とかいうものなのかなぁ。

そう言っている自分自身が、
実はなにをかくしましょう、「内に内に」の人間なのだ。
シャイ、なんて外国語で言うと、
ああそういうものか、で終わっちゃうけれど、
「こわがりで、めんどくさがり」なんだろうなぁ。
できるだけ、知らない人を避けようと、
無意識に行動している自分に、ときどきあきれるよ。

しかーし、ガンジーさんはちがう。
今日の『the親戚新聞』によれば、
外とのコミュニケーションには、どうやら、
基礎的な技術が必要らしいんだなぁ。


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「Have an enjoyable time」


飛行機や列車の長旅の時、座席につく前に
隣の人に挨拶をした方がいいよね。 
後々楽しい旅になるから。 
ただこの時に、この人お喋りかな?
と思わせないために、軽る〜い会釈程度のほうがいい。 

オデブさんや、お喋りの人の隣で
何時間も堪えているのは折角の旅が台無しになりかねない。

貴重な旅の始まりは慎重にいこう。
何ヶ月もの長期旅行ならともかく、
1週間か10日程度のショート.トリップでは
乗り物もまた大事な旅の時間のうちだからね。

次ぎに、隣の人の品定めをしてから話しかけるんだが、
禁物は相手の事を根掘り葉掘り聞かない事、
趣味とか映画の話しなんかが無難、
それも批評がましいことは禁句だね。 
相手の事をきくのは名前だけにしょう。
警察官じゃないんだから。
そして、会話だから交互に話すこと、
相手の目を見て、しかしじっと見詰めず
ときどき視線をそらす事が肝心。 
話に興味を持ってくれればいいが、
そう感じられない時はすぐに話題を変えよう。

外国人なら 
“By the way,
have you read this book?” 
なんて日本語の本を出しちゃうのも一興だぞ! 
今なら「あのくさ こればい」とかね。
「げっ!」 と驚かれたら、
“Oh!I’m sorry,
but you can read Japaneses
well I suppose”
と、持ち上げちゃえ! でも、これでいいのかな?
suppose より guessの方かな? 
教えてください。

ガンジー、今を去ること7年前
アメリカはダラスまで出かけた。 
得意先の見本市に同行したんだ。 
その時ロスから乗り換えた飛行機で
陽気なアメリカのおばさんたちと隣り合わせた。 
ガンジーの持参した英和.和英の辞書をお互いに
奪い合うようにして日本語,英語の会話を楽しんだ。 
楽しかったぜ〜。 ♪〜!
日本語も教えてやったよ、
スーパーオデブさんたちだったが、
そんな事ぜんぜん気にならなかったな。

今ではセイコーの、電子辞書、
ジャンプ機能でさらに楽しく過ごせるね。
こんど出かけられ、そんなチャンスがあったら、
「九州弁」を教えてやろうと思う。
ね、鳥越さん?

ひとりではしゃぎまくるのは、もっての外である。 
飲み屋でもそうだ。
ガンジーは、一見シャイand生真面目に見える。 
自分でよくわかってるよ、
長い付き合いだから。  
だから、それを利用して意外性を出すんだ。
「えっ この人顔に似合わない面白い事云うじゃん!」と
驚かすんだ。
先般の箱根もそうだった。

マジメそうな顔を最大限活用してるガンジーでござる。


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そっか、マジメそうな顔までいかすのか。
しかし、テンガロンハットかぶった初老のおじさんを、
「マジメそう」と感じている日本人は、
どれくらいいるのだろうか。
ちょっと、そのへんは、アヤシイですね。へへへ。


(つづく)

2001-03-11-SUN

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