ガンジーさん。
いつ途切れるかわかりませんが
今後ともよろしく。

201.妄想力。

想像力ってのもありし、
最近では老人力なんてことばも一般的になったけど、
こういうのって、なんていうのかなぁ、
「妄想力」?

だって、なんでそういうことになったんだか、
しらないけれど、とにかく、
ちょいと好いたらしい年増なんか登場しちゃって。

ま、読んでけろ。

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「雨が、甘めぇ!」

天気とは気象状態のことだけれど、
天子、つまり天皇のご機嫌のことでもある。 
と広辞苑に出てる。 
昭和天皇は晴れ男だったね。
お出かけには青天がいい。 
でも、寒くない雨の日はそれなりにいいもんだ。
仕事のない日、とつけ加えようかね。

ふるい街並みに雨コートを着た妙齢(幾つ?)のご婦人が
蛇の目かなんかさして歩いてる風情なんざ、
古い男たちにはたまんない光景だな。

「もし、ご新造さんへ、どちらまでお出かけでやんすか? よろしければ
あっしがお送りいたしゃしょうか? 帰り車ですんで」 
「あら!それはまたご親切なお言葉、
では甘えてご厄介になりましょうかねぇ。
で、お代は?」  
「野暮なこたぁ 言わねぇでくだせぇまし 
こうみえても、生粋の江戸っ子。
仲間内では “気前のクニどん”で通ってまさぁ」
「え、うに丼?」 
「そんな、おからかいになっちゃぁいけません。
国兵衛ってケチな男でやんす。
さ、そうなさいまし。
ここらは近頃ずいぶんと物騒になって参りました。
ご婦人の一人歩きはいくら真っ昼間でも
危のうござんすから」
「では、どっこいしょっと!」
....なんと、どっこいしょ!ってか....
「や!ご新造さん、すんませんが
ちょっとやぼ用を思い出しましたんで...そのぉ...」
「おや、お前さんの方から持ち出した話じゃないかぃ? 
あたしの顔を見て気が変わったのかぇ。
ちょいとお兄さんっ!あまくみちゃいけないよ!
これでも昔は鼠穴ではちょっとした顔なんでね。
今だってあたしがひと声かけりゃ
メリー木村ってぇ元気な若い衆が
おっとり刀ですっ飛んでくるんだよ、
さ、この落とし前、どうつけるつもりだぇ!」

晴耕雨読っていうから、外仕事をあきらめ、
読書などに専念できるのもいい。
性交有毒、とは貝原益軒が言った有名なセリフ。 
知ってた?
「Do touch! but don,t 
ejaculation」 だとさ。
”What kinnd of a book 
do you like?” 
と、尋ねねぇ。
”My favorite novel,s 
a histrical novel.
for instance [edo period]”

糸井さんが、どんな本でもダメな本ではない。 
みたいな事言ってるけど
若い時、山手樹一郎しか読んでなかったガンジーだ。 
片よってたな。
で?今は何を読んでる? 
当ったりめぇじゃぁねぇか、「ほぼ日」よ。
青天でも雨天でも、
曇天返しの人生になったガンジーには結構な日々だ。

鳥越さんが言ってたが、
エスカレーターの上の方に先輩がいると、
まだ俺の番まで時間があるな、って安堵する。 
いい思考だね。
諸君、「だから年寄りを大事にしょう」 
と言えば納得するだろう?

道徳を、どうとくか?だね。(また言っちゃったよ)
本日、ここまで。  
Good day!

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さて、上記の物語に登場する妙齢のご婦人は、
なぜ、国兵衛さんに逃げられたのだろうか?
つまり・・・「どっこいしょ」と言ったから?
そうなんだろうなぁ。

どっこいしょには、気を付けましょう。

(つづく)

2001-03-14-WED

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