ガンジーさん。
いつ途切れるかわかりませんが
今後ともよろしく。

202.感謝します。

「ガンジーさん」が始まってから、200回を過ぎた。
『the親戚新聞』の発行人として、
メールの送信ボタンを押した本人が、
もういちど、「ほぼ日」で、それを読者として読む。
読んだあとで、またその感想を『the親戚新聞』に書く。

ぼくらも、ありがとうな気持ちの200回だったけれど、
ガンジーさんからの「ありがとう」が、
こだまのように戻ってきました。

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「ありがとう!200号」

去年の5月末頃の事を思い出してみると、
まったく夢のようだ。
いや、ようだ、 じゃないまさしく夢だ! 
こんな筈はない! とガンジーも思い、
ヤブや看護婦たちも眉毛に唾をつけて
首を傾げているに違いない。
いったい何がどうなって、こんな事になってるのか?
今年は間違いなく、2001年なのかい? 
その、春3月なのか?

大袈裟好みの人は、「これぞ奇跡だ!」なんて思うだろう。
馬鹿いっちゃいけねぇ
奇跡でも何でもねぇ。
これは ほぼ日読者の胴上げによって
閻魔大王が、ガンジーのそばに近づけなかったからだ。

心の整理がつかず、あの茫然自失の6月。 
次いで道端の石ころを思いっきり蹴飛ばし、
大声で叫びたくなる気持ちを抱えて過した7月。
すこし落ち着いてきて、何から片付けようか? 
と考え始めた8月。 
そしてそして、それらの事を見事に忘れさせてくれ、
時間の止まった歓喜の9月。 
その余韻を楽しみながら到達した100号。

読者の方たちから届いた多くの 
「おめでとう100号!」 のメール。 
その方たちに手を引いて戴き迎えた、
まさか? の21世紀。 
そしてここに驚愕の200号!

何ともいいようがない、
I have no ward! 
では皆様には伝わらない、
なんとか知って頂きたいこの感謝の気持ち、
どう表現すればいいんじゃ?

不思議なことに、ただ嬉しい、だけじゃないんだ。 
100年生きててもこれ程の満足感は感じられまい。 
大統領になったって、ビル.ゲイツのような
金持ちになったとしても.............だぞ! 

読者皆様への感謝の気持ちはとても一言では言い表せない。
「宝くじ」が当たったような、
足元の浮いてる気持ちじゃない。(想像)
木が芽吹くような力強い感じ、というものでもない。 

ひもじい毎日から
いきなり美味しい御馳走を食わせられたら、
あるいはこんな気持ちかな?
戦場から戻った兵士が、
やわらかいベッドに転がり込んだ時、
こんな気持ちになるかな?
と思う200日めの今日だ。

延命出来たこと、その喜びよりも、
もっと多くの事を教えられました。
そのことが嬉しい。 
終点近くの人生でこんなにも楽しい事が起ころうとは。

この世を支配する強大な力の持ち主らしい神様に、
感謝する気はない。
それとなく、まぁ軽くお礼ていどは言おうかな? 
神さま、って代物は
幸運を喜んでると意地悪をするそうだ。 
頼みごとはダメ!
あの人はお礼さえ言ってればご機嫌良く、
次ぎの機会に応援してくれる。

感謝するのはほぼ日と、その読者の皆様だけ。 
他の誰でもない。
これからも、ほぼ日読者の方々が、
ガンジーの胴上げを続けてくれると
有り難いんですが、如何でしょう?
お礼が、お願いになってしまった。

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神さまは、「幸運を喜んでいると意地悪をする」のか。
そういえば、そんな気がするなぁ。
「お礼さえ言ってればご機嫌」なのか、
そういえば、そんな気がするなぁ。

いっしょに、ガンジーさんを応援してきてくれた
読者の皆さん、これからも末永くよろしくね。


(つづく)

2001-03-15-THU

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