ガンジーさん。
いつ途切れるかわかりませんが
今後ともよろしく。

209.元気と病気。

自分が風邪ひいてつらいときに、
この原稿の編集作業をやっている皮肉よ。
もうだめだー、と言ってから、もう
12時間もパソコンに向かっていた。

ほんとにダウン寸前なので、家のベッドで、
ひたすらに眠ることにします。

みなさま悪しからず。
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「この木は、元気の木」        

健康というのは意気軒昂に通じると思う。
元気活発な家庭には、病気もなかなか入り込めない。

「おや、誰かと思えば病気さんじゃないか、
 なんぞご用でも?」
「いや、そのぉ........近所まで参りましたんで、
 ご機嫌を伺おぅ、と...」
「そりゃぁ、生憎だったね、
 ウチじゃいまのとろ元気でやってるんでね、
 おっ、そうだ!隣のクソ婆ぁんとこが何か内輪もめしてる 
ようだから行ってみては?」
「そうですかい、そりゃぁどうもどうも、
 なにしろ不景気なもんで。それじゃ早速
 お隣へ参ってみますが、
 こちら様もどうか今後ともよろしく」
「おいおい、その挨拶はいらねぇよ」

「お前さんは不景気な方がみんなは助かるけどねぇ」
「しかし私もいろいろ都合がありまして、
 たとえば葬儀屋さんやら、病院への付け届けなんかも
 大変なんですよ、近頃はね。 いいですかい?
 ここだけの話しなんですよ、この頃は患者からの贈り物、  
つまり、”おぜぜ” ですね、
 それがめっきり減ってしまい奥方さまの機嫌がわるく 
 夜遊びも出来ねぇ、とお医者さまも歎いておりますんで」

「そうかい、そうかい、お医者さまも近頃は人気が落ちて
 マスコミにも叩かれ、踏んだり蹴ったりだもんなぁ」
「そうなんですよ、奥さまも家ん中へ篭りっきりで、 
 ”猫踏んじゃった”の曲ばっかり弾いてますよ」
「う〜ん、身から出た錆びとはいえ、
 ちぃっとばかし気の毒でもあるね」
「サビシイことですねぇ、じゃまた」
「その、また、はいらねぇよ」 
「あ、そうでしたね、お宅はいつも意気軒昂、
 息もくさくないですもんね」
「そりゃ皮肉かい? 悪かったね、
 ゆんべ餃子をたらふく食ってるんでね」

こんな会話も巷から聞えてきそう。

病は、気、から。 と言うけれど悲壮な決意はダメ、
それだけでくたびれちゃうから。
意気軒昂っていうのは、
楽しさでわくわくしてる事でもある。
「やったるでぇ!」
という嬉しさいっぱいの状態だ。 
そういう家には、病気商事のセールスマンも
行きにくいと思いまっせ。 どやろ?

拡大親戚新聞をご愛読戴いてる方々のお宅には、
この様な者が来ないよう
ガンジーがセコムしておきます。慌てて出かけ、
こんこん咳き込んだりしちゃって。 

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でば、すびばせん、これにてしづれいいだしばす。


(づづぐ)

2001-03-22-THU

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