ガンジーさん。
いつ途切れるかわかりませんが
今後ともよろしく。

221.うれしいたけ。

ガンジーさん、本職じゃないけど、
いろいろ考えるのが好きだ。
今回の『the親戚新聞』には、
地方の観光局が採用したらいいんじゃないかという、
なーかなか捨てがたいアイディアがあるよ。

特に、「うれしいたけ」は、
そのままで使えると思うけどなぁ。

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「言葉の仕業」      

まえまえから、味の濃い食べ物が好きだが、
最近とくにひどくなり
塩味たっぷりの昆布茶なんかが好物なんだ。

ところで、この昆布だけど、
お祝いの席なんかへ引っ張り出されるよね。
「喜ぶ」から取ってそうなったようだけど、
それなら椎茸は何故、「嬉しい」を使って
昆布とおなじように売り込めなかったんだろう?
今からでもやったらいいと思うな。 
アイデアだよ、アイデアだ。

納豆なんか元気いいね。
”Not. I am!” なんて自己否定しながら
あれよあれよで売上げを伸ばして一人勝ち、
健康志向の追い風もあるけど
常に考えていたからこそチャンスをつかめたんだろう。

さらに 「竹の子」 もだ。 
バレンタインデーに使えるはず。
”あなたに、首ったけ” の意味の「竹」だ。
でもこれはネクタイに先を越されちゃったね。
ヤブの子どもじゃ、しょうがねぇやな。

ウイスキーは? 
”We 好きー” でパーティーなんかに。
人参も「忍耐」に引っかけて使ってみよう。
「忍.仁」とか「忍.尽」なんかいいんでないの?
結婚の引き出物にピッタリだぜ。  
嬉しい、おめでたい、だけで
進んじゃうからあとで離婚、なんてことになっちゃう。
結婚生活は「忍耐」の苺、いや一語に尽きる。

忍耐カーテンの、ほんの隙間から
幸せの明かりがさして来るんだぜ。
幸せってヤツは地味なんだ、派手を嫌う。 
派手好みの人の結婚生活はいずれ苦痛になる。

言葉で遊ぶ、ではなく言葉が暗示をかけるんだね。
受験生に「落ちる」「滑る」は禁句。 
これも暗示だ。
馬鹿馬鹿しいようだがなんとなく気にはなる。

入院中に向かいのベッドに若い患者がいた。 
病名は知らなかったが茶髪の彼は言った。 
「もうこうなると(転院つづきで)
神様を信じるしかない!」と言ってた。 
ガンジーは 
”I don,t think so”だけど。
自己暗示や、尊敬する人からの言葉は
意外に効果があるもんだと思う。
ムカシから、しっかり者の親が子どもに、
「叱って、褒めて」と育ててきたのも頷けるよね。
 
説得力のある言葉。 
その場その場で使い分ける言葉は危険でもあり
強力な武器にもなる。 
人々を勇気づけたり、落ち込ませたり、と
言葉は、糸井さんや鳥越さんのように忙しい。
ちなみに、ガンジーは忙しいのが嫌いだもんね。 
のんびり、のほほん、がいい。 
だから貧乏は必然。

お金は欲しい、でも時間も惜しい。  
では脳はまごつくよなぁ。
いったいお前はどっちへ行きたいんだ? ってね。
やっぱり、「貧乏で、時間リッチ」 でいこうか。


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思えば、こういう発想も、
もともとは、ダジャレ好きが原点だね。
なかなか、こういう才能ってのもお金にはなりにくいけど、
商店経営していたら、貼り紙なんかに
どんどん利用できるよねー。

(つづく)

2001-04-03-TUE

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