ガンジーさん。
いつ途切れるかわかりませんが
今後ともよろしく。

257.夜のお話。

ガンジーさんは、ぼくの一回り以上も年上で、
きっと何に関しても先輩なので、
このへんのお話については、
口を差し挟みにくいものがあります。

実は、このあたりのテーマについては、
ぼくは、かなりこの反対のことを言い続けているもので。
すみません。

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「寿命の半分は夜」

アルファベットってどんなベッドなんだろ?
26種類もあるのかな。
大豪邸だったら1ヶ月間
いろんな種類のベッドが楽しめる。
お相手別にね、プラス・アルファ とも言うから
特定の人とだけ使用するベッドではないはずだ。
お金持ちのプレイボ―イ用だ。 
ついたち(一日)衝立型ベッド、忍者みたいに。 
ふつか(二日)二日酔いベッド、
お味噌汁、迎え酒付き、
みっか(三日)オープン天井のサンシャインベッド、
よっか(四日)おっかぁよかったベッド、
いつか(五日)いつかまたねベッド、なんてさ。

ガンジーもウォーターベッドなんかいいな、と
思ってるんだけどねぇ。 
あれは冬になるとお湯を入れるのかな? 
大切なところが火傷したりして...やっぱり止めとこう。
66歳なのでご用済みとは思うけど
いつ何時、戦があるかわからない、
それを心がけるのが武士というもんだ! 
「いざ鎌倉!」という時にうなだれてイヤイヤしてては
男じゃない!
ガンジーも病気がもう少し好転したら
トレーニングを始めるぞ!
首から紐を吊るし首の運動と連携して
ボーヤをも鍛えるんだ。
読者諸兄にもお奨めだぜ。

夫婦の平和も危機も寝室から始まるんじゃないかな? 
連れ合いと決まった時からベッドは共にすべきだと思う。
時にツレナイと思える事もあるだろうが
我マンしなければなるまい。
喧嘩の度にいちいち離婚してては
お金がたまったもんじゃない。
ガンジー家ではタスデ美がベッド嫌いなので
別々の布団で寝てまして、
ご用のある時だけ出張してました。
名づけて「デリバリーsex」。
55歳ぐらいからイビキが直接の引き金となり
別室でのセパレート生活と相成りまして
現在に到っております、ハイ。
ホントのところはイビキの事ではなく、
ほかの事が原因であろうことは
容易に推察できることであります。
おならとか。

食欲、性欲、生活欲の三つが程よく噛み合ってないと
人生はいけないらしい。
60歳を過ぎた場合
その構成率は60%、10%、そして30%ぐらいかな?

タスデ美に、歳をとったらベッドの方ガいいらしいよ、
(この、...らしいよ、との遠慮がちな言い方で
主従関係がわかるだろ?) 
と話したことがあるが一蹴されてしまい
ベッドへの思い入れは断念してた。
ところが降って湧いた入院騒ぎで
タスデ美の言うことがいい。 
「念願叶ったね」だとっ。 
なんたる言い草、なんたる暴言、
それでもかっては最愛のオットと定めた仲ではないのか! 
「オット間違えた!」
の方だったのか? 
我々がもしオットセイだったら
メスのお前なんか
アルファベッドの終わりのほうなんだぞっ!
もっともこの重大発言は「死刑判決」の
しばらく後のことではある。
タスデ美の暴言は続く、「働かない男なんて...」
つぶやくようで聞こえよがしな小声だったけど。

そのくせ元オートバイのガレージには
彼女ご趣味のネコ缶詰が侵食してきてる。
不要家族と扶養家族をごっちゃにするな!
尻っぽが二股に分かれた古狐は恐ろしい。
子育てを終えたメスは
カマキリのようにオスを食っちゃう(イトイさん談)
らしい。
ぞぉっ! 生き長らえているだけマシだと
無理やり思い込もう、トホホ...年金も少ないしね。
彼女のご機嫌をどうしてとっていくか?
それが病気治療とおなじくらい大事なんだ。
 

でも諸君、結婚生活に希望を失ってはならない。
いい事だっていっぱいあるんだから。
男だって威張れる時期がある。
ガンジーにもかってそんな時が続いてた、
ゴールデンエージが。
「女は男の仕事に口出しをするなっ お茶だけ出せ!」 
なんてね。 
古き良き時代だった。
そして男の時代が終わり、女の時代へと舞台が変わる。
だから男も女も悲観することはない。
順番だよ、シーソーゲームなんだね。
かってはジュンジョウな心がタスデ美にもあった。
その頃はガンジーにとっては
ジュンチョウな時が過ぎていたっけ。 

人生とは?の答えはもしかしたら
 ”In the bed about it” かもね。
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おそらく、根本的な助平度においては、
似たようなものだとは思うのですが、
ぼくの自説は、
『世の中の男女は強迫観念的にしたがりすぎている』
というものなので、いずれ、また開陳しますが、
かなりガンジー説とは対立するものなのです。

今日のところは、適当にお茶を濁しておきますが、
性の一致だの不一致だのについて、
考えたり工夫したりをすればするほど、
性がそれぞれの人間を疎外していくのではないか、と。
そんなことを、いずれ書こうとは思っているのです。
もちろん、じゅうぶんに助平な人間としての意見ですが。

(つづく)

2001-05-09-WED

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