ガンジーさん。
いつ途切れるかわかりませんが
今後ともよろしく。

301.おだやかに昨日の続き。

「父の日」のお祝いに娘さんのプレゼントは、
ヘリコプターでの遊覧飛行。

ヘリを降りても、ガンジーさんのゴキゲンはいい。
きっと顔つきからしてちがっていたんだろうね、その日。

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「続・父の日」

ヘリポートからタクシーで
行徳にある外人経営のバーへ直行。
今日は朋姫を伴っているので嬉しくって
あっちこっち引っ張り廻し娘自慢をしたいんだ。
「明日は仕事だから」と言う彼女を、
俺、次ぎがないんだぞ!と脅してね。へっへっへ!
しかも今夜の払いはすべて彼女もち。

その店へは4回目だがガンジーを憶えていてくれて
一杯おごってくれた、らしい(朋姫談)。
この娘さんを常連にすれば客が増える、との読みから
抜け目ないオーナーの集客作戦とみたは間違いか?

これからパ―ティがあるとの事だが
狭い店にも関わらず
彼は我々を追い出す気はない。
貸切りではないという
オーナーの商いの仕方に敬意を表したいね。

カウンターに坐り隣のトム、とジェリー、
じゃなかったダンに朋姫を紹介。
彼らとは初対面だが酒も入ってるのでさらに陽気だ。
英会話のセンセイとの事。
若くいい男たちで、出身はイギリス、ロンドンとのこと。
すかさずガンジーは英国製の
オートバイの話しにもっていき
「英国は素晴らしい国、人も文化も科学も世界一、
人類発展の歴史は英国なくしては語れない」と外交辞令。
トムがビールをおごってくれたよ。やったぁ!

やがてパーティーの連中が続々と入って来た。
その中のひとりに美人の範疇に入る女がいた。
こういうとき必ずご挨拶するのが
ガンジー憲法であーる。
ところがこの人、連れの外人に
いいように扱われているんだ。
つまりダーツをやるから金を出せ、みたいにね。

日本女性が白人男子にモテルのはその素直さにある。
彼らはそれをいいことに舐めてかかることがある。
読者諸君、気をつけたまえ、今夜の女性がそうなんだ。
朋姫の言で気づいたんだけどね。
しかも主婦だと言うその人はそこそこの金持ちに見えた。
ヒモ外人だね、そいつとは口をきかなかった。
日本人を舐めんじゃねぇ!

英語は世界語だからお勉強もするし
アメリカ大好き人だから
英語圏の人たちとのお喋りはとても楽しい。
でもガンジーは日本人だ!
え?インド人だろ?って、そいつぁ一本取られたね。
日本人だよガンジーは。
ほぼ日刊イトイ新聞から生まれたんだ。
孫悟空は岩からだけどさ。

彼ら白人に馬鹿にされてたまるもんか!
なんとかそのヒモ外人に一矢報いてやりたいが
いかんせん英語力の壁がある。
下手なこと言ってヤバイことになると朋姫が可哀想だし
彼女は二度と付き合ってくれなくなるからね、我慢したよ。

カウンターの上に蛇の入ったビンがある。
アルコールは何なのかわからない。
ナントそれを朋姫が注文したんだ!
コイツぁ、うわばみだぁ!
親の知らないところで子どもは常に脱皮をしてるんだね。
お勉強にもなった1日でした。
この事、タスデ美には秘密にしょう。

ガンジー

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ゴキゲンなりにも、いつものガンジー節も。

いやぁ、いい『父の日』でしたねぇ。

(つづく)

2001-06-25-MON

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