ガンジーさん。
いつ途切れるかわかりませんが
今後ともよろしく。

311.どこに飲みに行くか。

ちょっとマーケティングっぽい話題って、
けっこうガンジーさん得意なんだよね。
今日の『the親戚新聞』は、
飲み屋の経営とかについてですね。

外人バーが居心地がいいって発想は、
なにかのヒントになりそうだと思うんだけど。

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「ココロに目をつけろ!」

酒屋が枡のふちに塩を乗せて店先で客に飲ませる、
安直な立ち飲み商法も近頃は見かけなくなった。
かわって居酒屋という商売の形態が始まり賑やかだよね。
居酒屋という呼称は以前からあったようだけど
最近のは江戸時代の「めしや」と似てて
食事も出来るみたい。

でも元気な引退老人たちには賑やか過ぎるのと、
一人では入りにくい。
人見知りしないおしゃべりガンジーでも
そう簡単にはお隣席の仲間に入りにくい雰囲気だよ。
みんな陽気な人たちばかりでもないしね。
妖気な人もいたりして。

せっかくの盛り上がりをお邪魔しかねない。
タイミングをはかって、
ここぞという時に入り込むのがベストだ。
縄跳びみたいにさ、あ、うんの呼吸が大事。
知らない人の中に入り込むのは危険でもある。
酒癖の悪い御仁にでも会うと引き際が難しくなる。
「俺の酒は飲ねぇっていうのか!」
てなことになってしまう。
泣き上戸だって一見可愛く見えるけど
彼らのお相手は大変だ。
何十回もおなじ愚痴をきいてやらねばならない。
下手に慰めようものなら逆にからまれるんだ。

そんなことがあるから
未知の人との出会いが楽しくて
お出かけしたいガンジーだけれども、
行くところが絞られる。
そんな中で外人の婆ァ、違った外人バーは愉快だね。
祖国を離れて来ている彼らは
離れてみて肉親や友達の有り難さを感じるのか
とてもフレンドリーだ。
若い人が多いしね。
しかも前金決済が嬉しい。

スナックバーなんかいまだにメモ風の紙切れに
チョ子って、いやちょこちょこと書いてさしだすだけ。
どんなKさんに、またぁ、計算になってるのか
材木?皆目わからない。
話題だってさ、ちっとも面白くないんだ。
話題がないからカラオケに逃げる、あれじゃ客も逃げるぜ。

ちったぁほぼ日のサイトでも見て
話題を広げてくれよ、まったく。
いえ、ガンジーページを、というわけではございません。
元気な引退老人はガンジーを例外として
小金持ちが多いんだぜ。
Qさんの後塵を拝して
「居酒屋必勝法」なんて書いちゃおうか。

淋しい老人を救いどっさりお金を頂く。
こんな楽しい商売なんてないぜ。
お世辞の掛け合いではなく
お金のためでもない会話が生まれれば
人生の経験豊富な元気老人たちはこぞって出かけてくるよ。
メザシ一匹いくらではなく付加価値の方こそ大事なんだ。
Qさんの言う、客の欲しがる物を売れ、なんだね。

元気ではないガンジーだけれど
喉の渇きを癒してくれるつぉーい味方が
ほぼ日にいっぱいいるわたしゃ、しゅばばせー!
(CMの受け売りでーす)

ガンジー

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引退老人を呼び寄せる居酒屋なんてコンセプトも、
ひょっとしたらイケル発想かもしれないね。
英国風のパブなんかのイメージは、
たいてい老人がたむろってるもんなぁ。


(つづく)

2001-07-05-THU

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