ガンジーさん。
いつ途切れるかわかりませんが
今後ともよろしく。

323.やっぱり浴衣が好き?

どうやら、ガンジーさんは着物が好きらしい。
着物を着た女性が好きなのかもしれない。
特に男の着物を勧めていないので、そう思う。

まず、手始めに、女性の皆さんに浴衣を勧めている。
ただ、たぶん、
この論法だと、女性の皆さんは浴衣を着ないんだなぁ。
これは、コピーライターとしての意見なんですが。

ま、お読みください。

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「美は誰のため?」


街でユカタを着た女性を見かけると嬉しくなるねぇ。
背中に賽銭箱でも背負って歩くとお賽銭が集まりそうだよ。
それはまた若い人に限らない。

「豆炭とパソコン」ミーちゃんちのノリコットさんなんか
50代らしいけど和服姿がよかったなぁ...。
ご年配の方もどしどし着て欲しいね。
仕度やら後始末やらと
着物はとかく面倒なようだけど
周りの者を歓喜させ街の中が明るくなるよ。
タスデ美にも奨めてるんだけどおっくうらしいね。
ダイエットのためにも
いいと思うんだけどなぁ。

女は花のように人に見られて美しくなる、ちゃぅ?
自分の意識の外で美はどんどん増殖してるんだ。
地方から出てきた女優のタマゴが
都会で垢抜けするのはそのためなんだね。
自分の思ってる髪形、服装、立ち居振る舞いが
実は合ってない、個性がなくなってるんだ。
雑誌や流行で左右されてるから。

女優さんたちが
初めは寄ってたかって周りの人たちに
別人のように仕立てられてゆくけど、
その過程でご本人も考えるはず。
そして素晴らしい女優が生まれるってわけ。

ユカタなら面倒じゃないと思う。
是非この夏は着てみてください。
男でさえスーツを着た時とカジュアルの服装では
気分が変わる。
病気っぽくっても美容院へ行けば治ってしまうとは
よく聞く話しだよね。
その辺の気分が大事なんだと思う。

それも自分の気分だけじゃなくて
オトコどもの視線を一人じめにすれば
あなたもキレイにまわりも楽しくなろうってもんだ。
せっかく女に生まれついたのだから
遠慮せずにやってみなはれ。

同性の妬みやっかみがコワイといっても
1度はご近所の悪口を浴びるのもいい経験じゃないかな。
じつはみんなやりたくても
イジワル姑がいるとか
しっと深いしっと、あ、おっとだっけ、がいるんで
我慢してるんだぜ、きっと。
ご近所いっせいにはじめるぜ。
私の人生はあなたのものではない!
なんて起ち上がるお局さまたち、
たちまちその街は有名になリ
メキシコのユカタン半島の村おこしに一肌脱ぐ
ようになるかもね。刺青もする?

美しいとかキレイじゃないとか自分で決めなさんな。
うるせえ姑の小言や
もてたこともない黄昏亭主の冷ややかな目線なんか
蹴飛ばしちゃぇ!
女の美は不滅だ。
20、30代の美しさとは違った輝きがある。
それはけっして若い人に劣るものじゃない!
いや、まさるものだ!

ガンジー


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なぜ、この論法では女性に浴衣を着せられないか?
それはですね、「男がよろこぶよ」ということに、
女性のオシャレ心は動かされないからだ。

女性は、女性を見て、オシャレになる。
女性は、他の女性に見てもらうためにオシャレする。

男がほめたから、男が勧めたから、そのオシャレをする
なんてことは、ほんのおつき合い程度のこと、
ちょっとした愛嬌くらいのことなんですよ。

だから、タスデ美さんに浴衣を着せるにも、
タスデ美さんの『オシャレ的に尊敬する女性』が
まず浴衣を着て、「いいわよー」って言うことがあれば、
面倒くさいとか億劫だとか言っていたくせに、
よろこんで浴衣を着るようになるはずです。

今日は、ガンジーさんへの反論などではなく、
広告屋としての仕事の話なのでありました。

(つづく)

2001-07-17-TUE

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