ガンジーさん。 いつ途切れるかわかりませんが 今後ともよろしく。 |
327.休み方と人間のリズム。 休み方にもクリエイティブが必要だってことは、 前々からぼくが言ってることなんだけど、 なかなか「こうだ」という意見を言えないままになってる。 理屈としては、こうだろうなぁと言えるんだけど、 じゃ、それに合わせて自分が実践できるかというと、 まったくそんなことはないわけで。 ダメなんだよなぁ、と言うしかない。 ガンジーさんは、そのあたりのところ、 バチッと、半年とか、3ヶ月、2時間などという単位で 休むといいぞ、と、結論を出している。 これは、けっこう、そうだなぁと説得されるかもよ。 ___________________________ 「効率を考える」 初め良ければ半ば良し半ば良ければ終わり良し 終わり良ければすべて良し、なんて言葉聞いた事 ないかい?少しでも先の事を知りたいという気持ちが こんな言葉を生んだんだろうね。 欲張らずに一番最後だけでいいよね。 長い一生そんなに順風満帆にいくわけないもん。 それにいい事ずくめだと飽きてしまい 幸せを感じなくなるそうだ。 幸せって それ以前の不運との落差とも言えるんじゃないかな。 この落差が広がってるほど 「しゅばばせ〜!」と感じる。 「いまは楽さ」なんて落ち着いていられる。 それどころか、あの頃は大変な毎日だった、 この先どうなることかと心配の連続だったなぁ、と 懐古するのがまた楽しみにもなる。 会社を解雇されても後々楽しく回顧できるので 気を落とさぬように。 いまの幸せはあの時解雇されたから掴めたのだ。 欲しがりません勝つまでは、って 戦時中はみんなが大マジメで言ってた。 それで負けちゃったんだから世話ねぇや。 当時の指導者は戦犯だけじゃなくて 詐欺罪でも裁かれるべきだった。 負けるとわかってたんだから。 やぶれかぶれで戦争をおっぱじめられた 国民こそいい迷惑だった。 飲み屋の喧嘩だって ビール瓶を割って粋がるチンピラはまず弱いヤツだ。 予測なんてゼロにならないとも言えないんだから あんまり長い辛抱は出来ない。 精魂つめて動けるのは期間で3ヶ月、 その日の時間としては午前午後それぞれ2時間ぐらいが 精一杯だろう。 期間でいえば助走と惰走を含めて6ヶ月ぐらい。 それだけに段取りにかける時間はたっぷり取るべきだね。 プロジェクトにもよるから大急ぎの場合だけどね。 お盆と正月のように6ヶ月というのは 人間の生活リズムにあってるんじゃないのかな? 盆までに仕上げよう、とか年内に切りをつけよう、と 馬力がかかる。 「Xマスプレゼントを最後に あの子との恋をおわりにしょう」 1日の時間にしてもムカシから 大工などの職人は2時間おきに休んでる。 10時と3時のお茶タイムがそうだ。 これを無視すると危険がいっぱいだから。 でもこのお茶タイムが事件になるかも。 例えば植木屋さんのいなせな若者が 深窓の奥さまの目にとまって誘惑されちゃうとかね。 「ユーワーク、バット、 ミー退屈、だからさぁ、うっふん!」 何が何でも、なんて頑張りようは良くない。 外回り営業マンの方は この事を頭に入れて予定をたてるといい。 いたずらに精力を使い果たすだけだからね。 それにミスをも生じかねない。 見積書のつもりが請求書を出したりしちゃってさ。 「この始末どうするツモリだ!」 遊びのときでもこの2時間を考慮しておいたほうがいい。 疲れからの立ち直りが早いのと怪我などの防止のためにね。 ラブホテルのお休憩タイムを2時間、 と決めたのは実はガンジーです。 ばーか、うそにきまってるだろ! ガンジー ___________________________ むやみにぶっ続けで働くと、ミスが出る。 それは、もう、まったくそうだ。 え〜、「ほぼ日」によくあるミスも、 休み方が下手だから、とも言えるような言えないような。 (つづく) |
2001-07-21-SAT
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