ガンジーさん。
いつ途切れるかわかりませんが
今後ともよろしく。

347.くたびれた!

文字通り、「くたびれた!」である。
ついつい、「ぼくもです」と言いたい人もいるだろう。
実は、ぼくも、けっこうくたびれている。
そりゃ、そうだとも思うんだよね〜〜〜。

暑いんだか、涼しいんだか、暑いんだか涼しいんだか、
天気にあわせてその日その日の身体も
対応しなきゃならないわけだし。
これだけだって、くたびれるですよ。

だって、知りあいの家の犬だって、
3頭とも夏バテで犬の病院に行ったらしいぜ。

これに、さらにくわえて目の回る忙しさだべ?
さらにさらに、ガンジーさんの場合は、
病気人としての大戦闘があるわけだ。
しかも、今日の『the親戚新聞』でもわかるけど、
炎天下に往復20キロの自転車こぎはキツイぜ。

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「くたびれた!」

炎天下のプール通いのツケがまわってきちゃったよ.
水泳そのものはそれほどハードじゃないと思うが
往復約20キロの自転車がこたえたんだね。
いまゲンナリしてる。
健康な人でも今夏は要注意なのに
癌持ちがこんなことやってたんでは体も怒ろうってもんだ。

弱音をはくつもりはないが
新聞は真実を伝えなければならない!
今まで強気でつっぱって書いてきたけど
このニ、三日は正直まいってるぜ。
ゆうべなんかめずらしく心細くなり
別の部屋のタスデ美のとなりに寝ようかと思ったくらいだ、
お手てつないでさ。

むんずと握っちゃおそれおおいから
小指の先をちょっとつまんでおねんねをね。
でも忍者みたいな彼女はすぐに目がさめちゃうだろう。
そして前に口をすべらした時のように
「同情してもらいたいの!」と
きびしいムチが飛んできかねない。

あれは、どうにも食欲がなく
吐き気があって食事が出来なかったときの事だ。
「まいったなぁ!」といったら
この言葉が飛んできたんだ。
無情なわけじゃない。
小さいころから身内を次々にみおくってきている彼女は
涙なんか何の役にもたたないと固く信じてる。
だから独特の悲しみの消化法なんだね。
しっかり者だぜ、ガンジーとイヌたちには叱り者だけどさ。

TVの番組でみたけど
紫外線は白血球をへらすそうだ。
そして体の抵抗力がおちるらしい。
テンガロンハットでは防ぎきれなかったようだ。
若い時は疲れがその日に出るが
年とともに数日後になってどっと出る。
見とうしがあまかった。
体重は48キロ、退院時のそれにもどってしまったわい。

食事の量が格段にさがってる。
あれほど好きだった納豆が口にはいらねぇ。
いままでなんとか持ちこたえていたのは
栄養価の高い納豆のおかげだったのか、と
ナットゥクした次第。
この体重がさらにさがれば
検察庁から身柄の召喚命令がでるだろう。
もうもどりたくないあの雑居房。
囚人なかまもひとまわりして
かたづくヤツはかたづき
刑期の残ってるヤツはあいかわらず
天井をながめてることだろう。
そして竹の子たちだけが
嬉々としてはしりまわってるにちがいない。

死を恐れてるのか、死にいたる過程におびえてるのか
自分にもわからねぇ。
食事ができなければ肩からの栄養剤の点滴。
抗癌剤がきかなくなったら放射線治療と、
段取りはできてるらしい。
でも専門バカのヤブや竹の子たちは
そのマニュアルしか知らない。
忙しいせいもあるだろうが
患者本体はおいてけぼりみたいだ。
この患者もあの患者もじっぱひとからげ、
病気の種類で分けてる。
個々の患者について調べ対応しょうなんて気はなさそうだ。

darlingと約束のような予定のようなことがあるけど
どうなることやら。
今あらためて[ただいま病気中」と確認したよ。
最大1週間の予定しかたてられないけど
それにしたって外出できるかどうかは別だからね。
今日はヨハネ、おっと弱音のガンジーだよ〜ん。


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いいんじゃないっすか。
たまには弱音を吐きましょうよ。
それはそれで、オッケーだと、「オレが決めた」。

(つづく)

2001-08-11-SAT

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