362.夢は実現させよう。
本気で夢を見たら、それを本気で実現するようにしよう。
ガンジーさんは、そのための「マジメな提案」をする。
あいまいに、できないだろうけれど、と考えるのではなく、
できると思って動き出す。
さぁ、マジメな提案を、マジメに読んでみよう。
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「マジメな提案」
意識して動く心と
無意識のうちにはたらく心について考えちゃおう。
やさしく言うと顕在意識、潜在意識という。
お金は手段であって目的ではないはずだが
よく間違えちゃうよね。
ロト・6で2億円が当たったら
マンションを買って外洋クルーザーを買って
仕事を辞めて世界旅行をするんだ、なんて思っちゃう。
出来たらいいな、と思うだけが夢。
実現させた人たちのは夢じゃない。
他人にはそう話してても
自分では、やったるでぇ!と燃えている。
2億円が当たったらなんて思っていては手に入らないよ。
まずマンションが欲しいのか
世界旅行なのかをはっきりさせなくちゃならない。
マンションが欲しいのなら
何処にどのくらいの広さの、価格は?立地は?と
調べるのが先だぜ。
不動産屋に行って買うつもりで交渉する。
お金のことなんか考えない。
と、ここまでは顕在意識の領分だ。
その次に潜在意識が働きはじめる。
これバカにしちゃいけないよ。
はっきりいくら必要なのかをはじきだすと
このめっぽう働き者の潜ちゃんは動き出すんだ。
この潜ちゃんにはっきりした命令をださなければ、
いかな働き者の彼でも困ってしまう。
夢を実現させるには
まずその夢をはっきりと描くことだ。
そうしてその合計が2億円なら
めでたく諸君の手許に
その2億円がころがりこもうってすんぽうだ。
お金があったらなんて考えている人のなんと多いことか。
それじゃぁ夢のままでおわってしまうぜ。
無限といっていいほどの脳細胞、
そのほんの一部しか使わずに人生をおえてしまう。
われわれはもっと多くの細胞に活をいれるべきだぞ!
トン活を食べてね。
バカと天才は紙一重だというが
バカは潜在意識だけで行動してるんだね。
動物の本能というべきかな?
顕在意識そのものがカラッポだから
潜在意識も動きようがない。
ヒマでいいね、なんて遊んでる。
そして天才は80から90%を
潜在意識に頼っているんだろうと思う。
必ず何か解決の方法があるはずだ、と
常識なんかとっぱらって克明にしつっこくせまる。
潜在意識のほうでは、こりゃ大変だ、コイツ本気だぜ
なんとかしなけりゃ、てんで一所懸命に
智恵をしぼってくれる。
その結果が発見発明にむすびつくんだろう。
顕在意識だけでは世間の常識に弱いから
そんなことやったって無理だよ、
できっこないよ、とあきらめさせちゃう。
変人奇人と言われようが我が道はこれだ!と決めたら
全力をあげて突っ走ろう。
ありがたいことに日本には
勝てば官軍という言葉がある。
世間は事後承諾せざるをえない。
出来ちゃった結婚に似てるけどさ。
いま世界中に夢をもった若者がいっぱいいる。
諸君も読者のみなさんも
はっきりした目的をみつけよう。
・・・したらいいな、なんてのんびりかまえてないで
具体的計画をたてよう。
都心に高級マンションが欲しかったら
まず鮮明にその姿を思い描こう。
そして出来れば現物を見に行く。
そして窓からの眺望をたしかめる。
東京タワーはどこだ?
なんてさ。
そしてその時はお金のことなんか考えない。
どうしてもここがいい!そう思おう。
そうすると潜ちゃんが、
あとはおまかせあれ、って働いて
あっという間にその現金を
調達してくれるはず、夢々うたがうことなかれ。
ガンジー
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その通りなんだと思います。
問題は、ただひとつだけです。
『マンションが欲しい』なんて例は、
いかにもありそうだけれど、夢として、
人を本気にさせる力がないと思うんだよね。
眺望のいい2億円のマンションが手に入ることを、
こころから夢見られる人がいたとしたら、
それは、きっとガンジーさんの話のように
するべきだろうけれど、
本気で、そのことを思い続けられるものではない
ような気がするんだよなぁ。
じゃ、どんな夢を見ればいいんだ?
そんなこと、知らないよ。
ほんとに本気で実現したいような夢を思い浮かべるのが、
実現することと同じくらい難しいはずなんだから。
(つづく)
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