365.こっちの考え、あっちの考え。
たくさんのメールが、ガンジーさんに届きます。
前にも言いましたが、
初期のころに比べると、
ぼくのところでの『ダム機能』がとてもゆるくなってます。
同じ人からのメールが、なんどもガンジーさんに
届けられることも多くなって、
だんだんと、「ああ、あの人からだ」なんて、
わかるようにもなってきてます。
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「双方向性」
このところ、ありがとう、のキャッチボールが続いてる。
本気だけど稚拙な文章をよく読んでくださっていて
最後に、ありがとう、で結んである。
読者のみなさんから勇気をもらってるのは
ガンジーのほうなんです。
心あたたまるメールが嬉しい毎日だよ。
ひとつひとつ返信したいんだけどただ今凹んでおります。
目も凹んでまわりが黒く
まるでケンカのあとのような顔とつきあってますので
いずれ回復したら返信させてもらいます。
約束は出来ませんけどね。
ですから心のなかで、ありがとう、を
言わせてもらってます。
あの、回復って開腹じゃないよ。
そのパンダのようなお面でキーを叩いているわけだけど、
きのうdarlingから、四季を一巡しましたぜ、
とのメールを頂き、
え!死期?といろめきました。
うっそ!夏がきてまた夏がきたんだなぁ。
ガンジー、生きてるのかほっぺたをつねってみた。
いっ、痛くないぞ!あ、そうか力がはいってないんだ。
タスデ美さま洗濯バサミを貸してくれぃ。
季節は季節がさだまった頃から
えんえんと、しかも横着をして飛ばすこともなく
春夏秋冬キチンとめぐってくる。
お金もこうだといいね、
いくら夏に使っても秋にはサイフがいっぱいなんてさ。
そしたらガンジーは優秀な医師団をつれて
沖縄へいっちゃう、翁は沖縄へ。
かしこいほぼ日読者のみなさんだけど、
そのなかでもひときわ
すぐれた文章を送ってくれる人達がいる。
短かい文でガンジーのことを思ってくれてる様子が
目にみえるようだ。
ありがとう、が在庫切れだよ。
先日も書いたけど相手をおもって話す言葉や文章は
心にひびく。
料理のように自分がほれこんだ味を、
ぜったいとおもって押しつけてはならない。
料理ならばその味をしたってくる客もあろうから
それでいいけどさ。
それでも一流の店は
客の好みにあわせて調理してくれるようだ。
だから一見の客をことわるのかもしれない。
きらいなものだって、えっ、これが!と
おいしく食べさせてくれる。
インターネットはみんながつながってるといっても、
我を通す人は敬遠されちゃうぜ。
でも主張するところはハッキリと言わなくちゃダメだけど。
相手に合わせてばかりでは疲れるし
これまた敬遠されるだろう。
あなたが好きです、でも愛してるのとはちがいます!
って言おう。
どうちがうのか?なんて食い下がってくる人には、
スイスと日本の違いです、といったらどうかな。
観光では行ってみたいけど住むのはちょっとねぇ、と
とぼけちゃおう。
相手がかしこい人ならば、
好き、が愛してる、にまで育てる努力をするだろうよ。
ムカシからストーカーのような
押しの一手という恋愛戦法があった。
しかし成功してるのは
やはり相手をおもっての口説き方、デイトの仕方だったぜ。
あしたの朝、いっしょに味噌汁を飲まないかい?
っていったら、わたしコンソメスープのほうがいい、と
ふられた友達がいた。
この場合、ではオレもといってはかえって嫌われるんだ。
この人についていって大丈夫なのかしら?
なんてがっかりさせてしまうからね。
ガンジー
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主張ばっかりの人とは、つきあいたくない。
主張がない人には、ついていく気にならない。
ってことですよね。
現代の日本人って、たぶん、
「ついていく気にさせてくれない」人が多いんじゃないか?
借り物の主張で、口角泡を飛ばす御仁は多いのですが、
借り物はしょせん借り物、翌年には消えていたりする。
・・・わしも、気をつけるけど。
(つづく)
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