371.まるいタマゴも切りようで四角。
今日は、ガンジーさんのごきげんヴァージョンかな。
ほがらかな一日だったようです。
読み進めていくと、案の定、
タスデ美さんに優しくされたって書いてあった。
わっかりやすいなぁ。
内容も、そのゴキゲンにあわせて、
説得力のある『the親戚新聞』であります。
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「ものは見方で敵にも味方にもなる」
からだにいいと言われてるバナナだけど
どうも苦手なんだ、あれ食べるのは苦だもの、なぁ。
以前読者の方からジュースにしなさいって
アドバイスを頂いたけどあのにおいの方もいやなんだ。
納豆はまた食べられるようになった。
これまではご飯にかけて食べてたんだけど
こんどは独立させてね。
料理というより食べ方をかえただけなのに
それだけで味もちがう、納豆と相性のいいガンジーだ。
張り巡らした糸はインターネットに似てる。
薬味も工夫していろいろきざんでまぜてるよ。
時々爪も入れちゃう。
視覚も食欲を目覚めさせるのに重要なやくめをになってる。
ネギも白ネギから青ネギにかえて楽しんでる。
げんきんなものでガックンと落ち込んだ体調も
いっぺんに回復したぜ。
66歳でもこんなにすみやかにもどるもんかね、と
おどろいてる。
精神的なことも大きいだろうね。
深い思いやりしか示さないタスデ美の
小さな思いやりのある一言に
たちまちうれしくなっちゃうガンジーだ。
え?今日は顔色がいいって、うんうんそれから...
もっと、もっと言ってください、って
次ぎのいやしのことばを期待していたら、
もうネコ缶をかかえて出てっちゃった。
でも最近はやさしい言葉はともかく
あたりがソフトになってきたよ。
61歳を意識しはじめたんだろうね。
血圧も体重に関係ないみたいで
あがりはじめてきたようだし、
めでたしめでたし、え?
アガリクスとかいろんな薬?のことを
新聞広告で読んだりするけど買う気にはならない。
あれもこれもと買ってたら破産しちゃう。
それより電車賃に使いたいね。
今まで車やオートバイでしか知らなかった所が
別の視点で見えてくる。
つらいわかれのオートバイだったが
今じゃ電車の車窓からのながめや、
かって40キロで走りぬけた町や村を
のそのそと歩きながら新しい発見によろこんでる。
夢がなくなったとなげくより、
明日しなけりゃならない仕事がない、
この自由を楽しもう。
急ぐことはなにもない。
金もないけど安い民宿だってあるだろうし
智恵をしぼって一宿一飯のお世話に
あずかる工夫をするのも面白そうだしね。
夫婦喧嘩のお宅を見つけて仲裁をかってでて
「わたしもなかに入ったからには
もう少し見届けなけりゃ仲裁人とはいえない。
ついては今夜ここへ泊めていただき
成り行きを見守りましょう。
奥さんとは寝室をともにして
じっくり事の真相をただしましょう。
なにご心配にはおよびません、66歳ですから」
これで仲良くなるよ。
ヤキモチをやかせ仲直りをさせる手さ。
そんな楽しみもふくめて歩き旅なんていいなぁ。
リュックにローラーブレードをいれてきゃなおさらだぜ。
野良ネコにおねがいして引っ張ってもらったりしたら
楽チンだろうね、ネコぞりだ。
料理法にかぎらず物の見方も角度視点をかえて見ると
ずいぶん違ってくるようだ。
見飽きたとおもってる亭主でも
可愛いところが発見出るかもしれないぜ。
いっぺん天井からさかさに吊るしてながめてみては如何?
さがっていた目じりがつりあがり
けっこうキリリとした男前になるかも。
でもひよっとして、おしゃかさま、に変身しちゃうかな。
ガンジー
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亭主をさかさに吊るしてみたらイイ男、ってのは、
常人には思いつきにくいよなぁ。
こういうところが、やっぱり特別な人なんだよねー。
(つづく)
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