373.医者嫌いの思いを思いっきり。
誰が何を言おうが、ガンジーさんの医者嫌いは直らない。
それは、うすうすわかってはいたけれど、
今回の『the親戚新聞』では、
その問題を自ら特集しておられる。
だいたい、タイトルが「意固地なガンジー」だもん。
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「意固地なガンジー」
人はみな生かされてる、という
悟ったような言葉を嫌う。
どんなに著名な坊主などのいうことでもね。
が、物理学者の説く
「すべては大宇宙とのかかわりによって
生まれたり死んだりしてる」、
という屁理屈はむりやり納得しょう。
しかしね、いったいどのくらいの比率で
人の運命が左右されるのか考えてみると
おそらく90%は本人の意思で
きまるんじゃないかとおもう。
細かく言えばきりがない。
生まれついての身体の不自由な人などはどうなんだ。
とかね。
おおかたおざっぱに考えてみてのことだから、
正義ぶったつっこみはお断りするよ。
医療医学を信じるのもよかろう。
ご勝手にどうぞ、と申し上げる。
だがガンジーは信じない。
ヤブも竹の子もくすりもね、100%ではないけどさ。
くすりはやむをえず飲んでるが、よく忘れるぜ。
それがもとで再発が早まったとは思うけど、
やっぱり嫌いだ。
あんなものは食べ物で充分、医食同源というほうを信じる。
くすりはその効果があるほどに副作用もある、
と信じてるので少々痛かろうが苦しかろうが我慢しちゃう。
頑張ってくれてるイイ子ちゃん細胞のためにね。
タスデ美は、それもよしあしだ、と
ヤブたちから聞いてきた事を話す。
あまり我慢すると他の臓器への影響もあるから、との
屁理屈にもならないバカ医大でのご講義を
後生大事とたてまつってる言葉だ。
「ご公儀をバカにするでないぞ!」なんちゃって。
医師を信じてしんじまった患者がどれほどいただろうか。
人はみな生かされている、なんて
あんまりわけのわからない言葉を信じてるからだ。
運命だからとおとなしすぎるからだ。
自分の命だぜ、人任せにできるかい。
ヤブに委任状なんか書きたかぁねぇや!
手術は同意書であって
ヤブたちへの信頼をあらわすものではない。
ちかごろご病院さまでおすすめしてる、
小さな穴ぼこ手術。
あれだって理屈はわからんでもない。
でも扱う医師がただの医者、つまリ
ヤブだったらどうなるか。
不器用で頭でっかちな手で細かい機械操作ができるか?
サミーソウサのようなバットさばきが出来るか?
ヤブという人種は脳を支えるだけで精一杯なんだ。
手なんか動かねぇぞ。
そんなら開腹したほうが、かいふく、が早かろうぜ。
ヤブっ蚊は血を吸って生きてるが
ヤブもまた患者の金血を吸って生きている、
といったらお叱りをうけるだろうね、あいすみません。
darling殿、
どうしても医者を好きになれないガンジーです。
ご迷惑のほど焼肉(じゅうじゅう)承知はしておりますが
いかんともしがたい心根は
おそらく死んでもなおらないと思います。
多分こういうタイプの人間が
後日幽霊となって現世にときどきどきどきしながら
お邪魔するんでしょうね。
何万だ!ブツ(は?)
おっと、なんまんだぶつ、でしたっけ。
ガンジー
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・・・・というわけなので、
「オレは(私は)、こんなこと言われる筋合いはない」
とお思いの医療関係者の皆さま、
自分は、例外だと考えてお読みください。
ぼかぁ、間にたって「まぁまぁまぁ」なんて言う気は、
まったくありませんので。
(つづく)
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