ガンジーさん。
いつ途切れるかわかりませんが
今後ともよろしく。

374.幸と不幸は。

禍(わざわい)と福とは、
縄のように絡み合っているというけれど。
幸せなときには、そうは思いにくい。
いや、不幸なときにも、そんなこと「気休め」だろうと、
ひねくれて考えてしまうから、信じにくい。

ただ、他人のことを見ていると、
幸と不幸は、縄のように絡み合っていると思えるんだよね。
・・・なんか、坊さんの説教みたいだけれど、
ほんとにそう思うんだからしょうがない。

ガンジーさんみたいに、自分のことで、
それを悟るのって、けっこうエネルギーが要る。
今日の『the親戚新聞』は、そういうようなお話だよ。

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「うれしはずかし66歳ってか」

仕事をやめてからはデンワに出ない。
これうれしいぜ、諸君には迷惑だろうけど
タスデ美がいないと当家は音信不通だよ。
メールも昼間あかるいうちだけの、
よくめーる時間帯しかつなげてないので
これもよろしく。

デンワがないとこんなに愉快な気分になるとは
知らなかった。
友達からのものもタスデ美におまかせだが
彼女、病気のことを話していいのか?とうるさい。
年賀状、暑中ハガキなどぜんぜん出してないので
いろいろ気になるわれらが年齢なのだ。
他人の安否をたしかめて我が身をなぐさめる
というあわれな60代後半の人生であーる。

隠居生活というのは退屈なものらしい。
急に伊能忠敬をおもいつくわけでもないしね。
さいわいわいわいガンジーだけは選ばれちゃって、
ほぼ日に寄宿させてもらい、
わきわきの日々をすごしておりますです。

まさか!よもや!という
人生の展開にただただおどろき、
おのが運命に「うんめぇことやったなぁ」と
ほめてたたえて賛辞をおくってるぜ。
こんなこともあるんだから
諸君も、もし落ち込んだり不運らしき影をみても
がっかりすんなよ。
塞爺さんが白馬をつれてきてくれるからね。

わるいこと不幸なことなんか考えるのはよせ。
潜ちゃん(潜在意識)が、
それじゃご期待にこたえて進ぜよう、って
ほんものの不運を届けてきちゃうぜ。
間違って不幸が届いちゃったら
となりのイジワル婆さんに転送しちゃえ。
いつも陽気に元気にふるまえるもんでもないけど
つとめて楽しく明るい日をおくろうじゃないか。

もしつらいことがあったらむりにでも笑おう。
役者になったつもりでさ。
あはは、えへへと馬鹿馬鹿しいことやってるうちに
涙が出てくるぜ。
その涙をオチョコでうけてしげしげと眺めよう。
うれし涙なのか、悲しい涙なのかを仕分けして
冷蔵庫で保管しよう。
それで固まったら庭のすみに埋葬してあげて
お線香なんかあげちゃって供養してやり、
海の写真をかざろう、これがなみだ!(波)...
なんか寒気がおしよせてきたみたいだね。

人生はうれしいことばかりではない。
辛く悲しいことばかりでもない。
もしうれしいことだけだったら
うれしさ不感症になっちゃうぜ。
悲しいこともスパイスとおもって許しちゃおう。
ガンジーページ開設のころは
うれしいたのしいメールばかり戴いた。
そのうちそれが当たり前みたいになってしまった。
しかしさすがdarling殿だ。
やがてきびしい意見や反論も届けてくれるようになり、
頭のいいガンジーは、うむ、これだ!と気づいたのじゃ。

なにがこれだ!だと思う?
むずかしくいえばビフテキとお茶漬けだね。
愛妻家のおしのびデイトだ。
よけいな解説しちまってゴメン。
もしあしたがわるい日だったら
それはガンジーのせいだ。
「このバカっ!」てメールくれ。

ガンジー

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ビフテキとお茶漬けの例えはわかりやすいけれど、
愛妻家のおしのびデイト、ってのは、
どーーなんざましょ?
ま、いいか。

(つづく)

2001-09-07-FRI

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