ガンジーさん。
いつ途切れるかわかりませんが
今後ともよろしく。

389.タイミング!

何事にもタイミングが大切なのさ、なんてことは、
歌に歌われなくても、人に言われなくても、
聞き飽きるくらい聞いてきたはずだし、
わかっているつもりにもなっている。

しかーし、外しちゃうものなんだなあ、これが。
タイミングについて語っている人も、
さんざん外しまくってきた人に決まっているので、
みなさん、ご心配なく。

ないしょだけど、ガンジーさん・・・・
「きっとタイミング外しまくってきたでしょ?」
タイミングとか間に自信のある人は、
このあたりのこと言わないような気がするモン。


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「この瞬間が食べ時だ」

人生の目的について
ある日ある時突然ひらめくことがあったら
そんな時はすぐさまメモることだ。
この瞬間はベッドのなかとか
お風呂で湯ったり(わざと漢字)してる時とかが
多いそうだ。
過去に成功した人が靴をそろえて、
いや口をそろえて言っている。

成功への入り口は瞬間で消える。
眠いからあしたの朝にしよう。
トイレから出てメモしよう。
風呂からあがってからでいいやではおそいのだ。
せっかちな幸運の女神は待ってはくれない。
隣りの人に変えられちゃうぞ。
時間がゆるすかぎりメモはなるべくくわしいほうがいい。
あとで読んだ時すぐさま思い出せるようにね。

タイムズマネーというのはこの点でもいえる。
ひらめいたら逃がすな!
ただちに引っ捕らえてとりあえず簡単にさばいてしまおう。
そしてなるべく早く調理にかかろう。
ここでも新鮮さがものをいう。
たとえばだ、
この材料にかわるコストの安いものが
他にないかと日夜考えつづけていて、
ある時、お、これを使ってみたらどうだろう、なんて
おもうことがあったらすぐさま帰って実験にとりかかろう。
曲げたりひねったり、煮たりあぶったりして
既成概念をこえてためしてみたい。

仕事熱心な料理長はいつもあたらしいメニューを考えてる。
旅行先でふと目にとまったお婆さんのオリジナル料理。
そこにヒントがあるかもしれない。
無茶なはなしだができればその場で台所を借り
そのひらめきを実現させてみてはどうだろう。
お婆さんへはしかるべきお礼をしてね。
この出費とわがまま勇気は
あとで何倍にもなってかえってくるぜ。

夜中にふっと目が覚めて浮かんだアイデア、
この時を逃したら2度とはお目にかかれない。
成功するか田舎へかえるか、違った否かは
この瞬間をつかむことできまる。
つまり誰にでもチャンスはあるんだね。
もっとも目的、目標のない御仁には
そんなチャンスは永遠にこない。
それにつけても金の欲しさよ、なんて
なげいて人生をおえる、おろかなストーリーだ。

出来たての料理がなんといってもおいしい。
時間がたつほどに味はおちる。
このことは料理だけにいえることではない(エヘン!)
人生のかなりの分野で新鮮ということは勝者の法則だ。
ピュリッツアー賞をねらうカメラマンだって
その場にいなければどうにもなるまい。
ロバート、キャパにしたって
生の戦場を伝えたかったからこそ
あぶない橋をわたってあの最後だ。

未婚の女性にもあえて苦言をいっちゃうぞ。
結婚適齢期というのは生理的意味をもつ。
若い時は2度ない、とばかり
キリギリスの生活をおくっていたんでは
後悔しないだろうか。
ガンジーの知人にもいるが
生涯独身で過ごす覚悟でいたがある時から
宗旨がえをしてしまい
今晩は、じゃない晩婚で再スタート。
当然亭主も選ぶ時間はない。
選ばれる立場になってしまう。

子どもが出来て幼稚園、小学校と進むうち、
あの子の連れはおばあさん?と
かげぐちをきかれしょげこんでたよ。
みずからまいた種なのにね。
旬は大事だ、でもシュンとするなよ。

ガンジー


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生涯独身で通すはずの人が、結婚して、
かげぐちを叩かれたってのは、どうでもいいことだと思う。
ぼくは、ね。
そのことで、苦言を言われてもなぁ。
どうも、このあたりは、ガンジーさんとぼくの意見は、
ちがっているんですよねぇ。
それはそれで、いいんですけどね。

独身も早婚も、他と比べたりしなければ、
いいじゃないっすか。

(つづく)

2001-09-22-SAT

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