HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN

みんな大好き、スマートフォン。
あなたはどんな壁紙にしていますか?
スリープから復帰したときあらわれる「ロック画面」と、
ふつうに使っているときの背景「ホーム画面」。
スマホでは、この2画面の壁紙を設定できます。

イラストレーターの福田利之さんが、
スマホのホーム&ロック画面用に、毎月いちまい、
描きおろしの新作を届けてくれます。
月に一度、ホーム&ロックの壁紙を掛けかえましょう!
いっしょに届く、福田さんの近況報告もおたのしみに。

福田利之のプロフィール
イラストレーター。
1967年、大阪生まれ。
エディトリアル、装丁、広告、
ムーンライダーズやスピッツのCDジャケット、
絵本、テキスタイルなどなど、
さまざまなビジュアル表現を手がける。
「ほぼ日」では、読み物、商品問わず、
様々なコンテンツにご登場いただいています。

〈福田さんが登場するほぼ日コンテンツの一部〉
・「大福田展」@TOBICHI②
・「カッパとウサギのコーヒーさがし」
・「カッパとウサギのコーヒー屋さん」
・「ゴールデンコーヒーウィーク」@TOBICHI②
・「あなたのためのデザイン。」
・「福田のフォト絵」

〈著作物〉
・『いまからノート』(青幻舎)
・『福田利之といくフィンランド』 (玄光社)
・『福田利之作品集』(玄光社)
・『ぼくはうさぎ』(あかね書房)
・『ふたり』(ミルブックス)
・『福田のフォト絵』(ヴィレッジブックス)
など多数。
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大冒険家族
ホーム&ロック画像を
ダウンロードする

※スマホで画像を保存したら、
ホーム画面・ロック画面の壁紙に設定してください。
設定方法は機種によって異なります。
ご自分のスマホの設定方法を調べて設定してくださいね。

最近のこと92
文:福田利之

先日、娘たちが大好きなYOASOBIの
大阪ドームライブに行ってきました。
ライブに行き慣れている人からすると笑われそうですが、
普段徳島で、のんびり田舎暮らしの身からすると、
これはかなり覚悟を決めて行かなくてはなりません。
まずは大阪への交通手段を確保し、
日帰りは難しいので、できるだけ近くのホテルを探し、
5歳と8歳の子供の食事やトイレ休憩など、
人が多い都会のど真ん中での行動、移動は
ちょっとしたアドベンチャーなのです。
特に5歳の子は夜寝るのが遅くなると
アンデッド(ゾンビ)のような怪物に変身するし、
とにかく行く前から不安と緊張が渦巻く中、
父と母のHEART BEAT
Biri-BiriIしていました。
ドームの一番後ろの席から、ハルカ彼方に見える
YOASOBIのお二人はアイドル性がありながら、
素晴らしい表現力があるアーティストでもあり、
幾田りらさんが三原色のカクテルライトに照らされて
真ん中の舞台に立ってギターをかき鳴らす
アンコールも最高で、最後まで飽きさせない演出に、
大人も子供も大満足でした。
終演後、ホテルまで夜を駆けるように
ライブの話をしながら帰ったのもいい思い出です。
たまには多少のリスクを覚悟してでも
非日常を味わいに、頑張ってみるものですね。
無事に任務を遂行できたので、
勇者になったような気分です。
がんばった福田家に祝福を。
あと何年かしたら、親と一緒には行ってくれないだろうし、
もう少しだけ子供との時間を楽しみたいと思います。
いつかモノトーンの記憶になっても
ずっと覚えていそうな出来事でした。
さて、この妙なテキストの中で、
YOASOBIの曲のタイトルは何曲あるでしょうか? 
たぶんセブンテーン‥‥かな? 
YOASOBIに興味のない人は失礼しました‥‥。

2024-11-25-MON

福田利之のおしらせ



自分にとっての非日常的で特別な舞台になる展覧会が、
12月と1月に全国6ヶ所で開催されます。

ほぼ日の山下さんが名前をつけてくれた
東京と京都で開催される
「大福田展」「中福田展」
の2会場では、
この連載「ホーム&ロック」の
これまでの原画を展示します。
目玉は、好きな「ホーム&ロック」の絵を選んで、
ジークレーにして受注販売するという企画。
よろしかったらひとつ選んでご購入ください。
一点ずつ、サインを入れて、
最後の仕上げのニスがけをして、後日お届けします。

そして、「大福田展」「中福田展」の会期中、同時期に、
静岡、香川、長崎でも福田の展覧会が開催されます。
山下さんと非合理的に各地を周り、
コーヒーを淹れたり読み聞かせをしたりします。
各会場ごとに展示テーマは違います。
詳しくはこちらから。

多くの皆さんの協力の元、
今後はもう、こんなことできないと思うので、
福田利之の大冒険、よろしくお願いいたします。

いままでのホーム&ロック