タイの漫画家で、アニメーション作家で、
そしてミュージシャンでもある、タムくん。
(本名はウィスット・ポンニミットさん)
「ほぼ日」では、こんなコンテンツで
いっしょにたのしく遊んでいただきました。
そんなタムくんのことで、
おしらせしたい情報がふたつあります。
まずはコミックス最新刊のインフォメーションを。
ウィスット・ポンニミット
小学館/720円(税込)
発売日/ 2008/11/28
心やさしく、ふしぎな力をもつ少女・ブランコ。
ユニークなキャラクターたちが
彼女と出会い、関わり、影響を与え合い、
時にはどちらかが救われたり‥‥。
あたたかくて、でもすこし奇妙な世界が広がっていく
『ブランコ』の第3集が先ごろ出版されました。
この作品は現在『月刊IKKI』で連載中です。
作品にまだ触れていないかたのために、
タムくんが『ブランコ』のことをすこし話してくれました。
「主人公の女の子、ブランコっていう名前は、
こう、時間を行ったり来たりして、揺れるから
その名前になりました。
人って、未来とか過去とかを考えるでしょう?
それって、ブランコみたいだと思って。
1巻と2巻では、パパとママが消えちゃって、
ブランコがひとり残されちゃうっていうのが、
いちばん大きな筋としてあったんですけど、
3巻目ではようやく、
じゃあパパとママを探すにはどうしたらいいのか
っていう、メインのストーリーが動き出すんです。
1巻目はブランコの紹介のような感じで、
ひとつのお話ごとに、すごい時間が飛んでました。
いろんな時代のブランコが出てくる、
短編が並んでる感じで。
それが2巻では、ちょっとだけ飛びながら
すこしずつ、つながっている印象になってくる。
この3巻は、話が飛ばずに進んでいきます。
だから、それまでのいろんなことがわかってくるんです。
めちゃめちゃだったパズルのピースが、
埋まっていくように。
ここから全体のビッグピクチャーが見えてくる。
だから、まあ、どんどん面白くなります(笑)」
さて、もうひとつのおしらせは、
今回の取材が行われたあとで「ほぼ日」に届いたものです。
集英社のウェブサイト『レンザブロー』で、
タムくんの連載マンガがはじまります!
なにやらふしぎなキャラクターが動きまわる
この連載マンガは、12月5日(金)スタート予定で、
毎週金曜日に更新されていくのだとか。
気になる内容をうかがってみたら‥‥。
〈物語〉
舞台はタイのどこかにある裏庭。
ここは、動物たちの楽園です。
ニセのにんじんを持つうさぎ、
レトロなヘビ‥‥。
一筋縄ではいかない個性的なキャラたちが織りなす、
シュールでキュートな物語。
メインのキャラクターは、
周りを不幸にしてしまうので、
いつも何かに隠れている黒猫のドロミちゃん。
うーん、これはもしかしたら
タムくんのまた違った面が見られるかもしれませんね!?
ちなみに『うらにわアニマル』は、
タイ語と日本語のバイリンガル表記で連載されるそうです。
12月5日(予定)、
ぜひ、『レンザブロー』をチェックしてみてくださいね。 |