夢を見た・・・
不穏な空気が充満する
カイロのような都市〜しかしここは渋谷だ。
とうとうアイアン・ホースに乗った。
原宿警察が不穏な事件に対処するために動きだし、
ぼくは巻き込まれたようだ。
警官の操る妙な蒸気式乗り物に乗せられ、
助手席で圧搾空気を送るような
ポンプを引くことになったのだ。
鈍く黒光りするその乗り物が、
多分例のアイアン・ホースなんだと思う。 |
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助手の仕事は忙しい。
曖昧ながらも頭上にあることは確かなポンプから、
何の意味も無く垂れ下がっている鉄のワイアを、
上下に動かし続けなければならないからだ。
そうしないとアイアン・ホースは前に進まない。
その乗り物の動きというのも妙に怪しい。
空中に浮いてるに違いない。
それもバウンドしながら次第に速度を上げ、
どんどん上昇してゆく。 |
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鉄の釜のようなシャーシーの中にすっぽり入っていると、
速度と高度を上げるにつれて釜自体が後方に傾く。
つまり足を前に出して横になる状態だ。
足をつっぱってポンプを動かし続けるが、
とうとう力尽きて手許が狂い、
ポンピングがとぎれてまった。
しかし左手にいる、まるで馬車の御者のように
ホースを操る制服の警官は、
「もういい」とだけ言う。
(2001/03/26)曇り |
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