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※以下はテキストのみのバージョンです。
夢を見た・・・
見知らぬ町を、
大きなラタンのケースをひきずって歩いていた。
煙草の販売機を探すうちに坂を登っていくと、
市場のような、床の汚れたラーメン屋に
迷いこんでしまった。
店主がぼくに「とうとう来たか・・・」というような、
思い入れたっぷりの目配せを浴びせかける。
妙に不安な気分だ。
ここはどうやら美味しくて有名らしいのだが、
ラーメンを食べに来たわけではないので、
視線を感じながらも店の中を通り過ぎ、
外に出てしまった。
そのうち見知らぬ仲間が合流する。
仲間なのにまったく見覚えがない人たちだ。
彼等と誰かの知人の家に行くことになった。
しかしそこでは何も始まらず、無為に時が経つ。
帰りたい。
だが歩いて帰るにはもう疲れ過ぎていた。
そこにいた中年の男が車で来ているというので、
何処まで帰るか尋ねるてみると、
白金に近いことがわかった。
乗せてくれる様お願いすると、
その男は条件として首にキスをするよう望む。
嫌だが仕方なくする。
吹き出物だらけの首。
辺りは大きな蛾があちこちで
ブンブンと羽音をたてている。
(2001/03/03) |
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