夢を見た・・・
いつのまにか知りあったプチデブ女性と一緒に歩いている。
高級料亭のような場所を通りかかった時のこと。
ぼくたちは料亭の土間に置いてあるお米を
盗む算段をし始めた。
ぼくは半端な女装している。
女窃盗団だと思わせるためだ。
だが実行犯は彼女。 |
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客も多く、店の人が忙しそうにウロウロしている土間。
その様子を入り口の前でしばし観察する。
しかしその女は何の配慮もなく、
「ワーイ、お米だあ、もらっちゃおっ!」
とかなんとか、
言わなくてもいいことを大声でわめきながら、
ドタバタと突撃隊のように土間に侵入し、
米袋を抱えて小走りに外に戻ってきた。 |
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うまくいったのは奇跡だ。
誰にも気付かれなかった喜びで笑いながら、
ぼくたちは道を走って逃げ、角を曲って一息つく。
そこの公園らしき広場には、
天まで届くような一本の縄が伸びている。
その縄にはゴンドラがつながっている。
それに乗って逃げることにしたのだ。
かなり上まで昇っていく。
数百mほども昇っただろうか・・。 |
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しかし失敗だった。
犯罪者は皆誰でもこのように高いところに昇り詰め、
逃げ場がないまま追っ手に追いつめられて、
結局は降りていくことになる。
結局ぼく達にも追っ手が迫り、
降りることになってしまう。 |
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そのゴンドラが下に下りて行くには
とてもとても時間がかかる。
小さな螺旋を描いて下りるので、
数時間ほどかかるのだ。
その長いことといったら、
ものすごく退屈だ。
(2004/08/14) |
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イラストレーション:Yuzzle |
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