HARUOMI HOSONO DREAM DIARY
夢を見た・・・

これは映画なのだろうか?
ぼくはともかく見ている。
しかしそれはスクリーンではなく、
外という現実の空間である。

スパイのような男が不振な行動をしていると、
突如空中から怪鳥が猛スピードで襲いかかり、
あっという間に抹殺されてしまう。
そんなシーンが続くと、ついに怪鳥の親玉が現れる。
そいつは普通の怪鳥の数倍もあり、小山のような大きさだ。
今度ばかりは標的はぼくらしい。
もう観客ではいられない恐怖に慌てる。
目の前の地上に降りたそいつは、
ジワジワと僕に迫ってきた。
いよいよこっちに向って、
ゆっくりと、ノシノシ歩いてくる。
あれ?
だがそいつはぼくの右横を通り過ぎていくだけだ。
しかもその目は笑っている。
なんてひょうきんな目つきなんだろう。

(2005/11/02)
 
イラストレーション:佐竹奈々
解説
「アナコンダ」と同じようなオチだが、
夢としてはこっちの方が好きだ。
恐ろしい緊張の次に来る弛緩、
「ガチョーン」のような、コケる夢だ。
根が楽天的なのかなあ、きっとそうなんだろう。

このごろのハローミ
ず〜っと自分のHPに書いてないのに、
こちらで近況を書くのも気が引けます。
去年は毎週書いていたものの、
最近感じていることが多すぎて考えが全然まとまらない、
ということもありましたが、
モノ忘れに近いことかもしれないです。
怠惰、モノ忘れ、不義理・・・
これは歳を取ると良きことに転じるので、
書いてないという自責の念もだんだん薄らいで、
忘れて行くんです。
放っておくと万事がこんな調子になるので、
こういう時は自分に「公的抑圧」を課すしかない。
あらぬ思いつきを突然宣言したり・・。
で、久しぶりに
daisyworldのブログに書きますので、
これを読んだらそちらも覗いてください!

2007-02-22-THU
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