HARUOMI HOSONO DREAM DIARY
夢を見た・・・

沖縄は那覇にあるレコード店・・・。
「さとう龍平」という30代の実力有る民謡歌手を
探しに来た。
新聞の切り抜きを持って来ていたので、
すぐには覚えられない名を確認し、
その推薦者である写真の女性の名も覚えた。
「中立(なかだて)あや」・・・という。

さて、その民謡歌手の名を店の女主人に告げ、
さらに彼の居所を聞いたのだ。
すると、ここからそう遠くない場所で、
やはりレコード店をやっているらしいことが分かった。
その歌手にはすごい才能があることを感じていて、
ぼくはどうしても、
「ロックではない素朴なサウンドでやるべきだ」
と言いたいのだ。
するとそこにあの推薦者の女性が女主人を訪ねてきた。
例の中立さんという名の女性だ。
写真ではわからなかったが、とても綺麗なお嬢さんだった。
彼女は清楚さがにじみ出るような輝きを持っていて、
誰かに似ているという風な顔でもなかった。
そして、女性なら誰でも持ってそうな手鏡を取りだして、
何気なく店のショウケースの上に置いた。
それを見ると透明だったので、彼女にその訳を聞いてみた。
すると彼女は、
「特別な職業の人だけが持つものです」
と言う。
ふーん。ということは・・・
「貴女は教職者ですね?」と当てる。
本当は聖職者と言うべきだったが、
その気持を込めて言ったのだ。

彼女の美しさは
その清い聖なる精神から来ていることがわかった。
何故分かったのか訝る彼女を前に、
ぼくはぞっこん惚れてしまった。
しかも彼女しか持っていない透明の手鏡を、
ぼくはまるでウイロウをちぎるようにして食べていた。

(2005/03/14)
イラストレーション:小辻雅史
解説
まただ・・・。恥ずかしい。
いつも真面目な夢が
だんだん気恥ずかしいことになってしまう。
ウイロウを食べるぼくの姿態は、まるでチャップリンだ。
しかしながら、
沖縄民謡への熱い(暑い?)思いは
ご理解願おう。
「さとう龍平」とか「中立あや」という人が
実在するかもしれないが、
夢の中のことなのでどうかあしからず。

このごろのハローミ
毎日眠いねえ。「グムエル」観た?
あの主人公は子供のころたんぱく質が足りないせいで、
大人になってから居眠り体質になったんだね。
危機的状況の中でも眠いんだ。
ひとに言わせるとぼくもソレだって。

だから夢も相変わらず見ますよ。
でも面白いのは年々少なくなってます。
昨日は「雲助タクシーの怪」というのを見ました。
まるで映画だね。それもB級。
最近の夢がたまったら、
また数年後に発表するんだろうか・・・。

あ、自分のブログ、また書き忘れてる。
今から書くぞう。

2007-03-08-THU
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