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※以下はテキストのみのバージョンです。
夢を見た・・・
史上最高速の弾丸トロッコが完成し、
試乗することになった。
ぼくは助手として慌てて準備するが、
私物の紙袋がまだ車内に散乱。
やっと試運転で少し走らせると、
ゆっくりなのにブレーキがなかなか効かず止まらない。
パワフル過ぎて制動力がおいつかないんだ。
私物を片づけているとそこに
ゲストのジョン・ウェインが来た。
サインの行列が出来てぼくもそこに並ぶ。
自分の番が来て、目の前にジョン・ウェインが
ペンを持って待っている。
焦って取りだした書類のファイル。
書類の裏を見るとどれも何か書いてある。
仕方なく大きいスケッチブックを取りだす。
何か落書きが書いてあるが
ジョン・ウェインはもう懲らえきれず、
その紙でいいと言って、サインの世界に没頭してしまう。
ぼくはさっき床に転がっていた小魚二匹を
スケッチブックに貼り付け、
「月」という字に見立てていた。
それが気に入ったジョン・ウェインは漢字を書きだす。
「邪悪」・・・
もう一つの文字を考え始めるが決まらない。
あまりに悩んだのか、バーで考えるという。
後に付いて上階のバーへ行き、大きいテーブルに座る。
さっきの大きいスケッチブックを広げ、
ジョン・ウェインがいざ書こうとすると、
二匹の小魚が生きたままはじけ飛び、どこかにいっちゃう。
死んだふりをしてたんだ。
代わりの小魚を手にいれるため、
ぼくはそこを出て大慌てで階下のエレベータを探す。
走りながら、あのジョン・ウェインに気に入られた自分が
誇らしいと思う。
空中アーケードのような混んでるフロアを走る。
早くしないと地下では例の弾丸トロッコが待っている。
やっと豪華なホテル用のエレベータを見つけ、
下のボタンを押す。
飛び乗ると上に動き出す。間違えたらしい。
しかし中にはわけの分からないボタンしかなく、
どうにもならない。
すると隣りの部屋にエレベータ・ボーイの声。
このエレベータには隣室があるんだ?
ドアがあったので引くと開いた。
そこにいたのはウンチを踏ん張っている
外人のボーイだった。
隣室はトイレだったんだ。
そいつは「失礼な!」と怒っている。
もう絶望的だ。ぼくは自分のケツを罵り始める。
「世界が滅んでお前と二人だけになんかなってみろよ、
バカバカしくて話にならねえや!」
みたいなことを延々、自暴自棄になって怒鳴っている。
エレベータはいつの間にか空中を上昇している。
どこまでも上昇し止まらない。
(2004/03/20) |
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