ユラールのTシャツ(le t-shirt d'hurard et de ses amis)
ユラールが着ていたtシャツがとてもよかったので、それを参考にしました。
ほ ぼ 日 T シ ャ ツ 2 0 0 4
ユ ラ ー ル の T シ ャ ツ
*ユラールのTシャツがとても素敵なので、*
*おなじものを作って、みんなで着ることにしました*

ち ょ っ と さ さ い な 問 題 み た い で す が 、
胸 の 刺 し ゅ う 、
裏 側 の 補 強 布 が い ら な く な り ま し た !
・ ・ ・ 興 味 な い か な ?


「ユラールの小さな絵本」を描いてくれる
長野ともこさんの絵です。


ホボンジュール!

土曜日、いいお天気でしたね(東京地方)!
みなさんの「Tシャツ気分」も、
いい感じで盛り上がってきてるんじゃないでしょうか。

グッズ販売が始まって最初の週末というのは、
たいてい、ご注文がひと段落するものなのですが、
今回は勢いが衰えていないんです。
平日と同じペースでご注文いただいてます。
ご家庭で、ゆっくり考えて注文する方が多いのかな。

さて、今日は小さなニュースをひとつ。
「ユラールのTシャツ」の裏側のおはなしです。

胸の名札ふう刺しゅうの、裏側の補強布が
必要なくなりました、
ということ。

当初は、刺しゅうの補強の意味と、もう一つ、
「H」マークの周りのステッチを美しく仕上げるため、
糸にある程度のテンションが
かかったほうがいいということで、
「何らかの当て布をつける」方向で検討していました。

裏側にゴワゴワした固い生地があると、
きっと違和感があると思いましたので、
できるだけ肌ざわりのいい生地を探していましたが、
肌ざわりがいいということは、
柔らかい生地のほうがよくて、そうすると、
「糸のテンションを確保する」ことと矛盾してしまう。
なかなか「これ!」という結論が見えませんでした。

が、それがあっけなく解決してしまったんです。

「ユラールのTシャツ」のサンプルは、
国内の工場にお願いしてつくっていただいたんですが、
実際の製品の生産をお願いする中国の工場では、
一般的に、刺しゅうを施すときに紙の裏地をつけておいて、
終ったら、ベリベリと紙をはがしてしまうそうなんです。
いわば、裏の紙に「しつけ糸」の役割をさせるんですね。

この方法を、「ユラールのTシャツ」の胸の刺しゅうでも
試してみた結果、のテンションもOK
また、をはがしたあとの度も、
まったく問題がない
ということが分かったんです。


当て布があるときと同様、
刺しゅうはきれいに仕上がっています。
(※生地の色は、製品の色ではありません)



当て布がないから、刺しゅう部分も
「讃岐うどん」生地そのままの風合いです。


ウイ! ウイ!
余計な当て布がなくてすむんなら、
それに越したことはありません。

なんでも、ものづくりに従事する工場の方々は、
この「紙の裏地をはがす」ことをはじめ、
手作業全般が大の得意なんだそうです。
そのおかげで、これだけの膨大な数のTシャツにつける
名札刺しゅうに、当て布がいらなくなりました。
中国のみなさん、メルシー!

なにぶん手作業ですから、もしかしたら刺しゅうの端に、
小さな紙の破片がくっついていることが、
あるかも知れません。
そのときは、ちょちょっとつまんで
はがしてしまっても構わないけれど、
手作業の名残りだと思って、
そのままそっとしておくのも、いいかも知れませんね。



明日はいよいよお待たせ、
「実録『ユラールのTシャツ』洗濯レポート」です。
サイズ選び、購入後の洗濯方法などでお悩みの方は、
どうぞお見逃しなく!

お相手はハリーでした。
それではまた明日!

イラストレーション:長野ともこ

2004-04-04-SUN

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