武井義明
えぼし の しらす地のり青唐丼(630円)
帆立ゆでつみれ、手づくり塩辛、昔ながらのプリン
1994円 おつり6円

その弁当を買った理由(複数回答可)
むかしから知っていてよく通った
(20代に、10年近く住んでいたのです)
茅ケ崎「えぼし」のお弁当だということ。
あの店だったらうまいにちがいない!
という確信がありました。
しかも、茅ケ崎といえば、の、
「釜揚げしらす」をふんだんに使ってます。
さらに調味料に「青唐」を使っているというのは、
とっても珍しいし、うまそうです。
食べる前に期待していること
20年ちかく前(もうそんなになるのか‥‥)に感動した
「えぼし」本店の味が
ちゃんと残ってるといいなあ、
へんなふうに変わっててほしくないなあということです。
食べる前に、あえて、その弁当の弱点を言うなら?
しょっぱいかもしれないなー。
あと、地のりの風味が強すぎると
しらすの味がうすれちゃわないか心配。
食べてみての感想(なるべく具体的に)
うまかった!
やわらかい釜揚げしらすがたっぷりで、
そこに乗ってる「青唐」というのが、
青唐辛子のしょうゆ漬けを刻んだものと、
生ニラを細かく刻んで、あえたものだったんです。
この組み合わせがとっても新鮮でした。
(そんなに辛くはないです。)
地のりが、風味を消すということもなかったです。
むしろ引き立て役に徹してる感じ。
これに副菜として買った「塩辛」を乗っけてみたんですけど
これは成功! よく合ってました。
反省は、さらに「おしょうゆ」をかけちゃったこと。
ちょっと、しょっぱくなっちゃいました。

帆立ゆでつみれは、ぷるんぷるんの帆立のつみれが
ちょっと洋風にも思えるくらいの
すっきりしたスープに浮いています。
高野豆腐も、そのスープを吸っていて、ふくふく。
さらに、野菜として「キャベツの芯」が
やわらかく煮てあるものがたっぷり入ってました。
これ、嫌だと思う人もいるかもしれないんだけど、
ぼくはいいアイデアだと思いました。
おいしかったし。
この弁当に発見できた作り手の工夫や情熱
やっぱり「ニラ」を使うというのが発明だと思います。
簡単に見つからないと思うんですよ、
生ニラと青唐辛子と釜揚げしらすっていう組み合わせは。
ここに至るまでに試行錯誤があっただろうなぁと
想像します。
どういう人たち向けの弁当だったか?
まず、茅ケ崎の地元の人の味覚を裏切らない、
積極的に愛されたいと思っているような気がします。
そして「えぼし」の弁当が二度目というくらいの人に
食べてもらうことを想定しているんじゃないかなあ。
一度目だったら、わかりやすくうまそうな
金目鯛の弁当に行く気がするので。
作り手に、メッセージを
東京でこれが
食べられるようにしてくださってありがとうございます!
こんど茅ケ崎にも、食べに行きます。
塩辛トッピング、おすすめです。
「ほぼ日」を読んでいる人たちにも、ひとこと。
えぼしは、デザートもおいしいんですよ。
予算ぎりぎりだったので「昔ながらのプリン」にしましたが
「南瓜のプリン」もおいしいですよー。