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その2160 |
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あるところに甲と乙があって、
甲は乙の言ったことを誤解したが、
たまたま返事したそのことばは
乙にとって筋の通るものだったため、
表面上の会話は滞りなく進行した。
それを第三者の視点から見て
日本語の妙をたのしむというのが
「かみ合わない会話」です。
四の五の言うより、読むが早い。
そもそものところでいえば、
どちらがどう「まつがった」のか?
そのあたり、見極めながら読むのも一興。
どうぞ、最後まで、ごゆっくり。 |
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うに好きの母が回転寿司で
「うに半額」の貼り紙を見たけど
本当に半額かどうか、
うにの寿司を指差しながら
念のため店員にききました。
「すいませーん、これいくら?」
「‥‥‥‥うにです」
お互い意味がわからず
このやりとりを3回程繰り返したそうです。
明らかに店員の聞きまつがいですが、
うにとイクラを間違えるおばさんを見て、
さぞかし驚かれたことでしょう。
ちなみに母は半額で
うにの寿司を食べてご満悦でした。
(あきこ) |
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仕事の忙しさが一段落したある日、
家族で近所の温泉に行きました。
帰り道、家でお菓子を食べながら
ビデオでも見るか、ということになり、
お菓子を買いにコンビニへ寄る。
すると‥‥。
夫「あ、ごめん
元気なくなっちゃった。
適当に買ってきてくれる?」
私「え?」
夫「うん、温泉でつかりすぎちゃったから」
あーやっぱり疲れていたんだなーとか、
温泉だから湯あたりしたのかなーとか、
短時間の間に頭を駆け巡る‥‥。
で、
私「大丈夫なの?」
夫「なにが?」
私「は? 元気ないって言うからー」
夫「元気ないんじゃないよ。
げ・ん・き・んがないの!!」
私「温泉につかりすぎて
元気がないんじゃないんだ!」
夫「温泉で使いすぎて現金がないんです」
(Maxon) |
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車の中にキーを閉じ込めてしまった冬の日。
カギ屋さんに電話をかけ、
状況や場所を一生懸命訴えた。
するとカギ屋さんが一言。 「車なんですか?」
ちょっとー! 今まで何聞いてたのよー!
車よー! 車に閉じ込めたって言ったじゃなーい!
と内心憤慨しつつ、戸惑いがちな口調で
「そ、そうです、車です!」
と答えたわたくしに、カギ屋さんは冷静に言った。
「車の種類は何ですか?」
あ、そういう意味でしたか‥‥
勝手に憤慨してごめんなさい‥‥。
(bB) |
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私の職場であるパチンコ店では、
開店後30分間、
コーヒーの無料サービスをしています。
その日、足早に店内に入って来たおじさんに
「コーヒー飲み放題どこ?」
と聞かれたので、
「こちらです、どうぞ」と案内しました。
しかし、そのおじさんは、
「いやいや、コーヒー飲み放題どこ?」
とまた聞くではありませんか。
「ですからこちらです」と言う私に
「コーヒー飲み放題はどこ?」
とまだ繰り返します。
「この人は何を言ってんだ?」
としばらくそのおじさんの口元を
見つめながら考えてハッと気付きました。
「コーヒー飲み放題どこ?」ではなく
「郷ひろみの台どこ?」だったのです。
そのおじさんは、その頃店に導入されたばかりの
郷ひろみさんをキャラクターにした新台
「郷GoGoセカンドステージ」を探していたのです。
これほどまで完璧に同じ韻を踏んだ
聞きまつがいがあるでしょうか?
異句同音とはまさにこのことだ!
と思いました。
(みえこ) |
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こんなややこしい話じゃなくていいんです。
極めてシンプルな「言いまつがい」など、
どのようなものでもけっこうですから
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私たちにメールしてください。
あなたの心に残るその愉快なエピソードを
全国のみなさんと共有しましょう。
それでは、また明日ー。 イラスト:しりあがり寿 |
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2010-01-13 |
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