その2466
ことばというのは不思議なもので
ほんの数文字違うだけで
まったく意味が異なるのです。
のみならず、おかしみという点においても
劇的な変化をもたらしたりもします。
ようするに、なにが言いたいかというと
「言いまつがい」っておかしいね、と。
さぁ、お馴染み、元祖「言いまつがい」。
最後まで、ごゆっくりどうぞー。
「言いまつがい」を投稿する
はじめて投稿するかたへ
新しく携帯電話の
らくらくホンを買ってきた夫。
「おい、すごいぞ!
 今度のは、じかい!
「字がでかい」って言いたかったのよね。
(ちゃま)

忙しいのを理由に
ツメを切らないで伸ばしがちな母に、
「ツメぐらい切りなよ」
と言おうとして
「ツメぎらいくいなよ」
と口走ってしまった。
(ツメが嫌いでも食わないで)

会社の同僚のことば。
「ニュースでやってんやけど、
 あの犯人、
 トカチョフ持ってたんやって」
トカレフですよね。
(あり子)

学校でクラスの子が、
「コテンドー?」
「いや、コンテドーだよ!」
と言っていたので何事かと思ったら、
テコンドーのことでした。
(面白かったから黙ってた人)

先日、自宅のトイレに入った私が、
手拭用のタオルが
かかっていないことに気づき、
ベランダで洗濯物を取り込む
母に向かってひとこと。
タオルトイレがないけど、
 洗濯したの?」
「あれ、どこにしまったかなぁ?」
と反応する母が一瞬止まって、
「今、タオルのトイレって言った?」
(がばちょ)

会社にて漫画の話で盛り上がっていた時のこと。
先輩の一人が有名な人気漫画を指してひとこと。
「この作品はまさに
 漫画界の黄金糖だよねぇ‥‥」
一同即座に総つっこみを入れましたが
意味が通じないこともない?
(やまじろ)

ガソリンスタンドで。給油中に
「汚いから洗車しなきゃ」
と考えていたところ、
お姉さんが窓を拭き始めました。
「あっ、
 これから体洗うんで‥‥」
お姉さんはニコニコしながら
理解してくれました。
同乗していた娘には
「からだ〜」と突っ込まれましたが。
(さちこ)

夕食のおかずを
自分の取り皿にうまく取り分けられず、
時間がかかっている
おばあちゃん(93歳)に向かって、
気の短い私の父(60歳)は
「あぁ、もうっ!
 どれ、お父さんが代わりにやる!」
と言い、おばあちゃんから
箸を取り上げていました。
実母の介護をしているうちに、
小さな娘の面倒をみているような
感覚になったのだと思います。
普段は真面目でお堅い父なだけに、
その言いまつがい、笑えました。
(器用貧乏なハケンさん)

先日母が、携帯電話を持ちながら
「ねぇ、IQって、
 どう携帯電話に読ませるの?」
と言ってきました。
母さん、それってQRコードだから‥‥。
(usauta)
ずーっと前の
「言いまつがい」でもかまいませんし、
もちろん、さっき言った
「言いまつがい」でもOKです。
「投稿する」ボタンをクリックし、
忘れちゃうまえにささっと書いて
私たちにメールしてください。
あれこれ悩まず、お気軽にどうぞー。
それでは、また明日、このページで。

イラスト:しりあがり寿
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2010-11-15
HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN