その2503
ああ、多すぎる、多すぎる。
世の中には「固有名詞」が多すぎる。
人名、商品名、会社名、作品名‥‥。
もう、「固有名詞」があふれんばかりだ!
みんなが混乱するのも無理のないことだ!
たとえば、ほら、こんなふうにね‥‥。
「固有名詞の言いまつがい」、
どうぞ、最後までのんびりと
お楽しみくださいませー。
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私「ねえ、昔、念力で
  スプーンを曲げちゃうひとが
  いたでしょう? だれだったっけ。
  ああ、そうだ、ユル‥‥
  ユリ‥‥ユル・ブリンナー!
姉「スプーン曲げはユリ・ゲラー。
  ユル・ブリンナーは俳優」
スキンヘッドのお方のほうが
よほど念力がありそうに思えた私でした。
(スプーン舐めならできる)

スカーレット・ヨハンソンのことを
「ヨカーレット・スハンソン」
と言い間違えてしまったことがあります。
それを笑い話として人に話していたら
どちらが正しいのかわからなくなってきました。
(b)

彼と、野球トークをしていた時のこと。
彼「パンチョ佐藤もびっくりのさ〜」
私「あはは、違うよ!
  パンチ伊藤でしょ!」
‥‥あれ?
(パンチョ伊藤・パンチ佐藤)

中学生の長男が、学校の図書室で
本を借りると話していました。
「何の本借りたいの?」とたずねると、
「あれあれ、えっと、
 ‥‥やくみつるの本」。
なぜ、中学生でやくみつる?
次の日借りてきたのは、
「はやみねかおる」さんの本。
ひらがなの名前ではあるけれど。
(ケンケンママ)

ダンナがテレビを見ながら言いました。
「あ、これなんだっけ?
 『動力プール』?
『重力ピエロ』でした。おしい‥‥?
本人はニアピン賞と言ってます。
(ばりさっこ)

職場にて。
「あれ、売れてるらしいね。
 村上春樹の『IQ84』」
‥‥アイキュー84?
彼は真実を知った時、
かなり動揺していた。
(平均は100らしい)

先日、母と時代劇の話を
していたときのこと。
母が『暴れん坊将軍』を
『暴れん坊症候群』と‥‥。
(ちひろ)

展示会の準備のため、
大きな荷物を送った時のこと。
時間指定をしたのにブースに荷物が届かず、
焦りながら確認の電話をかけた。
「あのっ、東京サミット
 送った荷物なんですけど、
 まだ届かないのですが‥‥」
「少々お待ち下さい」と
先方も確認にちょっと手間取っている様子で
(やっぱり大きなイベントだから
 相当混乱しているんだなぁ〜)
などと思いつつ待っていると、
「‥‥あの、東京ビックサイト宛の
 荷物ですね」と確認が‥‥。
言い直してもらうまで自分が
まつがっていたことに気づきませんでした。
サミットに出られるほど偉くなんかないです。
(WM)
「固有名詞」に限らず
いろんな「言いまつがい」を募集中。
あなたもひとつ、送ってみませんか?
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ことのあらましを簡潔に書いて、
できたところで送信ボタンを押して下さい。
大丈夫、いろいろ悩まず、お気軽に!
それでは、また明日、お会いしましょうー。

イラスト:しりあがり寿
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2010-12-22
HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN