その2534
台所で、駅で、職場で、公園で、
お店で、往来で、特殊な場所で‥‥。
今日も人々は世界のあちこちで
なにかを「まつがって」います。
たとえば、ほら、こんなふうな。
週末恒例の「まつがい」特集。
全国のそそっかしいみなさんから、
さまざまなエピソードが届いてます。
どうぞ、ごゆっくりお楽しみください。
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朝、お弁当のおかずを作っていた時の事。
炒め物をしていたので、
ここでお酒を入れて蒸し焼きにしよう!
と思い、左手にフライパンのフタを、
右手にはナゼか
ジェルタイプの食器洗浄機の洗剤を‥‥。
フライパンに入れる前に気づきましたが、
せっかくのおかずを台無しにするところでした。
寝ぼけていたのか、疲れているのか、
はたまた両方か‥‥。
(丘の上の向日葵)

娘達と自転車でイチゴ狩りに行った。
たくさん摘んで、
入れ物からあふれそうだったので、
娘たちとイチゴを私のヘルメットに移動。
自転車を押して帰ろうとして気が付いた。
他人様の自転車。他人様のヘルメット。
1秒でその赤の他人様の
イチゴ満載ヘルメットから
自分のヘルメットにイチゴを移動。
猛スピードで逃げ帰った。
(かめこん)

私は教員。
あんまり疲れていると、職員室に入る際、
無意識にノックしてしまったり、
あんまりひどいと職員室内にある
冷蔵庫にまでも‥‥。
クスクス笑われるのを覚悟でドアを開ける、
あの恥ずかしさと切なさといったら‥‥。
(がじゅまる)

駅の改札で、スイカをタッチしたつもりでしたが、
耳がピンポンという警告音を聞くのと同時に
目は、カードに印刷された、
ハート形の風船を持った
可愛い熊さんを見ていました。
それは
胃腸、肛門専門の
クリニックの診察券
でした。
患者さんの平均年齢が高いクリニックなのですが、
小児科みたいな診察券なのです。
診察券では駅の改札は通り抜けられません。
大腸の内視鏡検査の結果を
聞きに行く日のことでした。
(ポリープは良性でした)

毎日使い捨てるタイプの
コンタクトレンズを使っています。
先日、いつものように
コンタクトを入れ終わって周りを見ると、
視界がどよよんと歪んでいました。
もともと左目と右目のレンズ度数が違うので、
「左右を間違えた」と思い慌てて入れ替えたのに、
やっぱり、目の前にはどよよんとした世界が。
混乱しながら、とりあえず
両目ともレンズを外したら、
なぜかくっきり良く見えました。
「奇跡だ! 一晩で目がよくなった!」
と喜んだ後で、鏡をよーく見たら、
前日に外し忘れたコンタクト
目の中に入っていました。
(ちいえ)

私が小学生だった頃の話です。
夏休みのある寝苦しい夜のこと。
寝ぼけまなこをこすりながら冷蔵庫を開け、
キンキンに冷えた麦茶を
コップに注ぎ、勢いよく飲んだら、
今までに経験したことのない
非常に奇妙な味がしたので
その場でダーッと吐き出した。
人間、これと思い込んでいるものと
違ったものを口にした時、
ほんとにダーッとなるもんなんですね‥‥。
果たしてその正体は
梅酒でした。
あの時のトラウマで
大人になった今でも梅酒は飲めません。
(バンビ)
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どうぞ、お気軽にご参加くださいね。
それでは、みなさん、また明日ー。

イラスト:しりあがり寿
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2011-01-22
HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN