その2580
いまや現代人は電子メールと
切っても切り離せない関係にある。
いま、この瞬間にも、何万通という
電子メールが行き来している。
これだけの数のメールが
やり取りされているのだから、
「まつがった」文面のメール、
いわゆる「誤メール」が生まれるのも
当然といえば当然のことだろう。
そこで「誤メール」の特集である。
事前に「まつがい」が修正されず、
すでに送信されてしまった、
というところもおもしろみのポイント。
最後までのんびりお読みいただきたい。
「言いまつがい」を投稿する
はじめて投稿するかたへ
職場の人がパソコンの画面を見て
笑い転げていました。
見ると、取引先に送ったメールが
「お時間は12:30で
 おかがでしょうか」
となっていました。
(ほかつ)

さっき打ちまつがった誤メールです。
家で待っている母に
「今から帰ります」と打ったつもりが、
居間から帰ります」
になってました‥‥。
(家にいるの?)

母とショッピングモールで
待ち合わせをしていました。
先に着いて待っていたところ、
母からこんなメールが届きました。
海女、着きました。」
ええっ。
「うみおんな、着きました?」
見た目は若いが老眼の母は、
「今」と入力したつもりで
適当に入力して適当に変換し、
娘のわたしは「あま」と読めずに
「うみおんな」と読みました。
(海女さんじゃない)

たった今、やっつまいました。
友達にご飯食べに行こうという
内容のメールを送ろうとして
「金曜日と土曜日、どっちがいい?」
と打ったあと、「どっちがいい?」より
「どっちにする?」としたほうがいいかな‥‥
と思って、訂正してからメール送信。
直後、違和感を感じて読み直したら、
「金曜日と土曜日、
 どっちにするがいい
とデーモン閣下のような
メールを送っていました。
(こめこめ)

もうすぐ土用の丑の日。
同僚に、
「うなぎとあなご、どっちが好き?」
とメールで聞くと、
うなごもあなごも好っきやでー!!!」
という返答が。勢いがあります。
(ヒロスギ)

最近ブログを始めた友人からのメールには
アドレスと共にこんなメッセージがありました。
「毎日更新するから、
 どんどんアクセクしてね!」
ブログのネタ探しに苦労していそうな
友人の姿が浮かびました。
(kero)

先輩と雑談のように
メールをやり取りしてたときのことです。
「髪の毛クルクルがイヤだから
 植毛矯正しちゃった〜♪
 本当に真っ直ぐなのねー!」
お喜びの様子の先輩をよそに、
突然のカミングアウトに
画面の前で1人うつむき肩を揺らす私。
怪しかっただろうなぁ。
(「縮毛矯正」だよね?)

母が、携帯電話での文字入力に
慣れていなかった頃、
私にこんなメールを送ってきました。
「みっちゃん、元気!
断定された! と思ってウケたのですが、
その後もしばらくは、母は
「?」の入力方法がわからなかったらしく、
元気を断定され続けました。
「元気?」と書いてあるのを
はじめて見た時は、少々感動いたしました。
(ええ、元気ですよ)
どのような「まつがい」でもOKです。
なにかが「まつがってる」と感じたら、
「投稿する」ボタンを押して、
私たちにそれを教えてください。
長さとか、おもしろさとか、正しさとか、
そういうのはあんまり気にしなくて大丈夫。
気軽な気持ちでご参加ください。
それでは、また明日、お会いしましょう。

イラスト:しりあがり寿
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2011-03-09
HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN