その2761
言ったことが「まつがう」のと同様に
書いたことが「まつがう」
ということだってあるでしょう。
そうです、それが「書きまつがい」。
いろんな場所に、いろんな形で、
「書きまつがい」ってあるものです。
たとえば、ほら、こんな感じで。
どうぞ、最後までごゆっくりー。
「言いまつがい」を投稿する
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以前、医者をしている親戚に
御中元を送った時、
いただいたお礼の葉書。
締めくくりの文章に
「まだまだ残尿厳しき折から、
 くれぐれもご自愛下さい」
とありました。残尿? 残暑、ですね?
確かに親戚の叔父は泌尿器科の医者ですが‥‥。
(裕子ちゃん)


「でかいな」と文章を書いたつもりが、
後で見たら
「でかない」になっていました。
関西弁やん‥‥。
(らもん)


先日から柿をよく頂く我が家。
先ほども私の従姉が送ってくれました。
「また柿!?」と思った母は
受け取りのサインに
「柿」と書いてしまったそうです。
(ウチは「柿」ではないです)

台所のカレンダーに
「LAみそ作り」と書いてありました。
ロス風の味噌!?
かっこいいなあと思いましたが‥‥
母親は農協の婦人部へ出かけていきました。
(JA婦人会)

まだバブルがはじける前に挙げた結婚式で、
出席者の方々に自分で描いた、
二人のイラストと名前のテレカを配りました。
それを見た友人が
「ねぇ、ご主人の名前『KAZU』だよね?」
「うん、そうだよ」
「でも、これ‥‥」
そう、テレカをよく見ると
「KAZU&YUMI」と書いたつもりが
KASU&YUMI」
となっているではありませんか!
今の今までまったく気づきませんでした。
「オレはカスか‥‥」主人はガックリ。
そんな懐かしい事を思い出しながら
この夏旅行先でお皿に
イラストと名前を描いていた時、
「もう間違えるなよ‥‥あっ、お〜いっ!」
書いていた筆記体の英語は
「KAZE」でした。
なんか一生「KAZU」って書けない気がする。
(もんきち)


建築事務所に勤めていた時のこと。
友人と食事に行くため、
猛スピードで仕事を片付け
パソコンの電源をOFF。
直後にその日出さなければいけない
書類があるのを思い出しました。
いつもならパソコンで書いた
手紙を添えるのですが、
また起動すると時間がかかってしまうので
手書きのメモをつけて送りました。
翌日、取引先の方から、
私が書いたメモをコピーした横に
「すてきな設計図ありがとう。」と
コメント付のFAXが届きました。
自分の書いたメモの文面を
読みなおしてびっくり!
の設計図を送付致します。」
‥‥屁‥‥屁‥‥庇‥‥ひさし。
日々、パソコンに頼りすぎていた
自分を反省しました。
(たま子)


「人」という文字をパソコンで打ち込むときに
「ひと」と打つか「にん」と打つか一瞬迷って、
パソコンに表示されたのは「にと」
いろんな読み方はあるけど、
さすがにそれはない。
(誤タイプ名人)
「書きまつがい」「言いまつがい」
その他、どのような「まつがい」でも
私たちにどんどん送ってください。
「投稿する」ボタンをクリックし、
心に残るそのエピソードが
だいたいのところこういうものである、
というところを的確に書き表し、
完成した瞬間に送信ボタンを押せばOK。
あれこれ悩まず、どうぞお気軽にー。

イラスト:しりあがり寿
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2011-09-06
HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN