その2877
大晦日です。今年も終わります。
いろんなことがあった年でした。
年が変わったからといって、
なにかががらっと変わるわけじゃありませんが、
それでも、やっぱり、
年をまたぐ節目に対してちょっとだけ
居住まいを正すような気分になったりします。
今年もたくさん読んでいただき、
どうもありがとうございました。
年の終わりに「年末っぽいまつがい」を
まとめてお届けいたします。
お楽しみくださいませー。
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テレビでオーケストラと
合唱団が競演していました。
通りかかった小5の息子。
「あ、この曲知ってる!
 この時期によくやってるよね。
 えーと‥‥ベートーベンの
 交響曲『年末』!
(気持ちはわかる)

非常に慌ただしい年末の大掃除。
コンセントの差し込み口が足りなくなり、
困っている妻に対してひとこと。
ネコあしにしたらいいやん」
(ネコの手は借りたかった‥‥)

新年を前に、新しい家計簿を購入。
旦那に「今日は何買ってきたの?」
ときかれた私は、
「うん、来年の
家系図!」と
はっきりと答えてしまいました‥‥。
(かぴ)

仕事で取引先の方に電話をしたら留守電でした。
「もし都合がよろしければ」
と言いたかったのに、
私の口から出たのは
「もつ」
動揺してしまい、
「年明け4日から営業してますので」
と結ぼうとして、
「年明け
4月から営業してますので」
と口走ってました。
(そんな時に限って
 録音し直せないタイプの留守電‥‥)

年賀状の宛名を書いていた妹が聞いてきた。
妹「ねえ、住所に『305』っていう
  数字があるんだけどさ、
  宛名は縦書きだから、
  やっぱり漢字で書くの?」
私「そうだよ」
妹「でも『0』は?」
私「マル(○)だよ」
妹「マルね、はいはい」
弟「へえ、マルってそうやって書くんだ〜」
‥‥え!? すぐさま
妹の年賀状をのぞいてみると
「三丸五」。違うだろ!!
(三○五)

我が家は、毎年年末に餅つき機で餅をつきます。
その餅つき機は大変古いタイプで、
餅をつく他に味噌もつくれるようにもなっており、
味噌を練る専用の大きな味噌羽と、
餅専用の餅羽とが
取り外しのきくワンセットとなっていました。
そして十年以上前の餅つきの日、
祖母は二つの羽のうち
どっちが餅羽かを忘れてしまい、
適当に付けて餅米を機械に入れて
スイッチを押しました。
その途端、凄い音と共に
米粒が部屋中に飛び散りました。
機械の側に座っていた
私達の顔や体も米まみれです。
どうやら祖母は味噌羽の方を
付けてしまっていたようです。
その後、飛び散った米粒を集めるのが大変でした。
時が経ち、祖母は世を去りましたが、
この事は餅つきの時期が来る度に思い出します。
(天駆ける乙女)

残業して帰宅した夫が一言。
「あ〜、忙しかった。12月は早いね〜。
 
師走は逃げる、っていうからね〜」
‥‥夫よ、逃げるのは2月だ。
(先生コケちゃうよ)

今日は大晦日です。
朝からTVで ある女優さんが山に登り
「日の出」の様子を中継してくれてました。
スタジオの出演者達は口々に
「すごぉい!
 
今年最後の初日の出♪
と喜んでましたが、
なんだか‥‥非常に違和感を感じました。
(ぴえこ)
年賀状、終わった? 大掃除も、おせちも?
じゃあ、もう、投稿しちゃいましょう。
「投稿する」ボタンをクリックし、
ことのあらましを簡潔に書き表して
できたところで送信ボタンを押してください。
「投稿納め」、しちゃいましょう。
そして明日はもちろん「投稿初め」を。

イラスト:しりあがり寿
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2011-12-31
HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN