その2933
まったく予想だにしない、
めずらしい「まつがい」だからこそ
すごくおもしろい、という場合もありますが、
たいへんありふれた
誰にでもあるような「まつがい」だから
激しい共感を生んでおもしろがれる、
というケースだってあるんです。
つまり、どっちもおもしろいよね、と。
週末恒例の「まつがい」特集。
どうぞ、最後まで、ごゆっくりー。
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先ほど、母が着ているTシャツが
まえうしろだったので、
教えてあげました。
その後、ゴミ出しなど終えて
さて朝食、と思ったら
まだ、まえうしろのままです。
再び指摘すると、さっき着直したから
そんなはずはないと主張。
一度脱いで
360°回転させて
また着たようです。
(R)

先日、終電で帰った日のこと。
自動改札に、何度も何度も
家のカギを差し込んでいる
酔っぱらいを見ました。
(感電しないのかな?)
ひとしきりガチャガチャとやってから、
結局はそこに座り込み、
寄りかかって寝てしまいました。
彼の中では家に入れたのだろうか?
玄関で寝ているのだろうか?
走り寄って行った駅員さんは
誰と認識されるのかな‥‥。
(きく)

友達の家に遊びに行った帰りのこと。
携帯電話を忘れてきた!
と思って友達に電話しました。
友達が出た瞬間に気がつきました。
電話をかけてるのに使ったのが
探している携帯だということに‥‥。
(N)

家でお茶を飲もうとして、
茶筒を開けて、急須のふたを取って
茶葉を入れ、お湯を注ぎました。
急須に再びふたをしようとした所、
今までここにあったふたが見当たりません。
周りを見回すと、
茶筒に急須のふたがされていました。
(れいげ)

深夜2時。
お風呂あがりに髪を乾かそうと
ドライヤーを箱から出して、
コンセントを入れました。
片手に
アイロンを持ち、
頭に近づけてました。
電源が入ってなかったのでよかったです。
深夜にアイロンがけをすることもあるからか、
アイロンで頭を乾かそうとしてました。
(早く寝よう)

ある年、畑のすみに生えていた紫陽花が
とても綺麗に咲いたので、
母は喜び、少しずつ摘んで飾っておりました。
ある日、チャリのおばさんがウチに来て
「紫陽花、わけてくれませんか?」と。
近くの人が1、2輪、家に飾るのだろうと、
母は気持ちよくOKしました。
しかし、しばらくして現れたその人は
「四千八百円です」と。
現金を置いて行ったのです。
はあぁっ!? と驚き表に出ると、
去ってゆくチャリの荷台には山盛りの紫陽花が!
‥‥どうやら花屋さんだったようです。
そして畑には丸刈りの紫陽花の株が‥‥。
(丸刈りショックで数年咲かなかった)

母は、久し振りに古いレコードを聞きたくなり、
これまた古いステレオのスイッチを
入れてみたが、電源が入らないため
電気屋さんに修理依頼の電話をした。
はるばるやって来た修理担当の人、
プラグを差し込みスイッチなどを点検後、
「異常ありません。
 
コンセント入っていませんでした」。
(私は母似)
あ、そうそう、こないだ、
そういうこと、あったなぁ‥‥という方、
完全に思い出すよりも
まず書きはじめちゃいましょう。
書いてたら、なんか思い出しますよ。
「投稿する」ボタンをクリックし、
だいたいこういう出来事だった、
というのをザッとでいいですから書いて、
なんかあやふやな気がしても
ためらわず送信ボタンを押してください。
大丈夫、だいたい伝わりますから。
それでは、また明日、お会いしましょう。

イラスト:しりあがり寿
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2012-02-25
HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN