その2935
言った瞬間の、なんともいえない違和感。
瞬時のセルフチェック、
周囲の気まずそうな雰囲気、
あるいはなにかをこらえている感じ。
なんだ? なにが起こった?
そして誰かが笑いの堰を切り、
場は大きな笑いに包まれて、
気づけば自分の頬は赤く、熱い。
そして私は遅まきながら気づくのだ。
‥‥ああ、「言いまつがって」しまった!
お馴染み、元祖「言いまつがい」。
最後まで、どうぞ、ごゆっくりー。
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はじめて投稿するかたへ
何かが悔しかった私の母‥‥。
「あ〜〜もぅ、
 一生の不作だよ!」と‥‥。
お母さん、うち、何か作ってましたっけ?
それを言うなら、「一生の不覚」‥‥。
(にくお)

後輩が電話で
おつか、おはよ、
 おせわになっておりますー」。
おそらく電話の相手は取引先で、
今はもう朝ではありません
(のんぷう)

ふと思い出しました。
中学生の時の男友達との会話。
友「そういや、
  うちのばーちゃんがさ、
ひー
私「?? ひー?」
友「いや、ひーばーちゃんって
  言いたかったんだけど、
  付け忘れたから後にしてみた。
  倒置法だよ、倒置法」
いや、名詞は倒置したらあかんやろ。
(さがくれ)

弟がちょっとカッコいい電卓を
自慢して言いました。
「これ、
計算もできるんだ!」
ええ、そうですね。
ホントは早打ちの計算問題が
100問連続で出てくるらしく、
それを自慢したかったようです。
(シュウ)

高校時代の修学旅行の話です。行き先は沖縄。
ソーキそばのおいしい店で、
麺を食べている時に同じ班の人が一言。
麺に弾力や歯ごたえがある事を
言いたかったようなのですが、
「すげぇ、この麺!
 しこりがあるよ、しこりが!」
‥‥コシだろう。
店の人がムッとして見てたので、
早々に店を出ちゃいました。
(レイモン)

介護の仕事をしている友人の言いまつがいです。
彼女一人で患者さんを
ベッドから移動させるためには、
患者さん本人の協力も必要なのだそうです。
彼女は患者さんの背中を支えながら言いました。
「私の
腕に首を回して下さい!」
‥‥一瞬の空白の後、
笑いすぎて力が入らなくなり
しばらく仕事にならなかったそうです。
(ろくろっ首なら)

ラーメン屋さんで働いているぼく。
お客様にラーメンの茹で方をうかがう毎日です。
そんなぼくが美容室に行ったときのこと。
「今日はどうなさいますか?」と聞かれて
固めでお願いします」
と答えてしまいました。
美容師さんの目は「?」マークに。
(けんご)

社長に男子アルバイト学生を紹介した日の事、
社長「最近多いんだよなあ、
   ああゆう
植物系の子」
気持ちはわかりますが草食系です社長!
(みきお)
「こんなの、おもしろいのかなぁ、
 投稿していいのかなぁ‥‥」
と思い悩んでいるみなさんにお伝えします。
投稿していけない「言いまつがい」など
この世の中にないのです。
まずは送って、あとはこちらにお任せください。
「投稿する」ボタンをクリックし、
その愉快な出来事をだいたいの感じで書いて、
できたところでメールソフトの
送信ボタンを押してください。
それでは、明日も、読んでくださいねー。

イラスト:しりあがり寿
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2012-02-27
HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN