「言いまつがい」があるなら、 「聞きまつがい」だってあるんだぜ! ということで先週 「聞きまつがい」を特集したところ、 なんだかこれが大ブレイク! さまざまな「聞きまつがい」が 寄せられました。 「ああ、それはたしかに聞こえるわ」 という絶妙なものから 「聞こえない、聞こえない!」 というムリムリなものまで、 各種の「聞きまつがい」を とりそろえております。 少々長めとなっておりますので、 最後までごゆっくりどうぞー。
数年前の夏、会社で高校野球を見ていたら、 「ダライ・ラマが来た! 斬新!」 と聞こえたので、 「ん!?」と思ったら、どうやら、 「速い球が来た! 三振!」 という実況だったみたいです。 (楢原)
ニュースの時間、ぼんやり聞いていると 「日本のハエタタキ‥‥」 と妙なフレーズ。実は 「日本の排他的経済水域」のことでした。 (ハエは嫌いだけどクモは好き)
夕方のニュース番組を見ていた時のこと。 キャスターが中継先の リポーターを紹介しました。 「それでは、度を越している 中村記者からの報告です」 度を!? 越しているのですか!? ちょっと期待しながら見ていたら、 出てきたのは外国を訪問している首相に 「同行した」中村記者でした。 ちぇっ。 (ゴラク部部長)
喫茶店で、きれいなお姉さんに 「魔がさしました! ホットココアで ございます」 と笑顔で言われました。 魔がさしたといわれても、 注文は合っているし しばらく考え込んでいたら、 お姉さんが他のテーブルで 接客しているのを見て 「お待たせしました」 だったと気付きました。 (るーぴょん)
母と買い物に出かけた時の事。 買い物をした際に 試供品をもらったのですが、 母に何をもらったか聞かれたので 「メンズムースだよ」 と答えました。 すると、ビックリした顔で 「水虫!? お前水虫だったのか?」 東北生まれの母には 訛って聞こえたようです。 (まぁふぃ)
カラオケバーで 「前川清の『東京砂漠』入れてよ」 って言ったら 「『包丁捌き』なんて曲 あったっけ?」 と言われた。帰りに 「シーユートゥモロウ」と言ったら 「えっ、 一緒に泊まろうー ったって、そんなー」 と言われた。 (の)
友「仕事で北海道に行ってきたんだー。 はい、お土産の『白い恋人』」 私 「は? ストイコビッチ?」 (ロシア人?)
18年ほど前、まだバイク乗りだった頃。 後輩の家で酒を飲みながら バカ話で盛り上がっていると、 テレビから 「新沼謙治速い、 新沼謙治前にでた〜」 と実況の声が聞こえ、 確かレースを見ていたはずなのに なぜに新沼謙治? と思いテレビをみると、 バイクで走っていたのは ニール・マッケンジー というレーサーでした。 (mina)
私の周りに起きた「聞きまつがい」を。 ある日、農協主催の集まりから 帰ってきた我が村の農会長さんが 新しく「パイロット米(まい)」の 導入が決まったと発表。 なんでも普通のお米よりたくさん獲れ、 主食用ではなく加工して使うのだという。 それを聞いた農家のおじいちゃん達は せっせと 「パイロット米」の栽培に 力を注ぎ、農協にも 「パイロット米」として出荷。 すっかりその名が定着したころ、 驚愕の事実が! そう、農協が導入を勧めたのは 「パイロット米」ではなく、 「多用途米」だったのです。 その「農会長の聞きまつがい」は おじいちゃん達にも伝えられたのですが、 「パイロット米が 多用途米なら、 多用途米は パイロット米だ」 という具合でらちが明かず、 話のわかる世代は説明をあきらめ 放任してしまいました。 おかげでその後も 「パイロット米」は堂々と流通。 近隣の村にも 「あそこの村は パイロット米だから」 と認知されるまでに。 ほとんどが兼業農家であるうちの村。 「パイロット米」世代の おじいちゃんたちの大方が引退し、 「多用途米」世代が農業を担うまで これは数年続いたそうです。 これは私が子供だったころの話ですが、 農業にはそれほど関係のない 私たち子供にはそんな真実が 隠されているとは知る由もなく、 ときどき大人の口に上る 「パイロット米」なるものの存在を 本気で信じていました。 少し大きくなってからは 「そうか、 英語のパイロットには 操縦士以外にも 意味があるんだ。 『操縦士米』だったら わけわかんないもんな」と。 私がすべてを知ったのは 24歳の夏のことです。 (きがわる少女)
いやーーーー、すごい。 これはもう、人間の新たな能力? ふざけて聞き返しているわけじゃない っていうところもポイント。 「聞きまつがい」も「言いまつがい」も 等しく募集中です。 下のボタンをクリックしてどうぞ。 携帯版「言いまつがい」も バックナンバーが大充実です。 1時間くらいのヒマは 余裕でつぶせますよ!