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二階の部屋に上がろうと
電気のスイッチをカチリ。
上がりながら違和感を感じ、
階段の真ん中あたりで
電気を消してから
上っていることに気づいた。
その後上がってから
今度は電気をつけようとした。
(匿名) |
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高校入学して間もない頃、
体操服の受け渡しの日のことです。
申し込みをしていた私は、
受け渡しの部屋の前で
まごまごしていました。
たくさんの人が一度に押し寄せたために、
なかなか入り口に入れなかったのです。
そして、ちょうど混雑していた
入り口にスキができたとき、
今だ! と思い、
私は思いっきって部屋に飛び込みました。
‥‥のつもりが、
ガラスの扉に飛び込み激突していました。
とても恥ずかしかったです。
(YUHI) |
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受験勉強で連日徹夜をしていて
体力的に限界が近かったときのことです。
食事中に寝てしまう赤ちゃんの如く
朝食を半睡状態で食べる
日々が続きました。ある時、
中濃ソースをコロッケにかけるつもりが
ソースのフタの中にドロドロと流し込み、
挙げ句の果てにそのままふたを
何事もなかったかのように
素早く戻しました。
自分がやっている行動自体は
はっきり意識できるのに、
自制しようとする指令は
脳から送られなかったようで。
後から席についた母がソースを使おうと
ふたを開けた瞬間に手がソースまみれに
なったのは言うまでもありません。
(迅夜) |
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私の父は歯科医師です。
ある日、診療台に座っている患者さんの
背後にいる歯科衛生士さんが、
患者さんの口をひっぱっている
‥‥はずでした。突然、患者が
「なにするんですか~~!」と絶叫。
はっと皆が気づくと、
歯科衛生士さんは患者の真後ろに立って、
彼女の右ひとさし指で
患者さんの右の鼻の穴を、
左のひとさし指で
患者さんの左の鼻の穴を
おもいっきり横にひっぱり、
患者さんが絶叫するまで、
口ではなく鼻の穴をひっぱっているのに
気づいていませんでした。
ありえない診療風景だけど、事実なのよ。
(ふとし) |
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新幹線に独りで乗ると
必ずと言っていいほど
旅行用の大きな鞄を網棚などに忘れて
小さなハンドバッグのみで
帰宅してしまいます。
よって昔九州で働いていた頃
関西の実家に帰る際
必ず新大阪止まりの
新幹線に乗っていました。
なぜなら東京まで
荷物を取りに行けないから。
帰省の度に、家に入った途端父が
「荷物は?」と確認し
毎回その時になって
「あーっ! 新幹線に忘れた!」
父が新幹線の車庫まで
翌日荷物を取りに行ってました。
3回繰り返した後、さすがに父もあきれ、
取りに行ってくれなくなったため
私はその後、怖くて独りでは
新幹線には乗れません。
(はなな) |
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私も電車とホームの間に
2度落ちたことがあります。
1度目はJR新宿駅で、
胸辺りまで落ちてしまったところを
両脇からおじさま方が
拾い上げてくれました。
2度目は赤坂見附で、
私は乗り換えではないので
まったくその姿勢、
心づもりでなかったところ、
人の波に流され
「なんだかところてんになった気分」
なんてのんきに思っていたら
すぱっ! と落ちてしまいました。
が、落ちる際に視界に入った、
見ず知らずの方のベージュの
ロングコートのウエストの
飾りのベルトを後ろからつかんでしまい、
その方が視界の中でななめになったのを
今でも記憶しています。
お詫びを申し上げたい気分で
いっぱいです。
(とぱ) |
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私も電車とホームの隙間に
落ちたことがあります。
高校生のころ、友人としゃべりながら
電車に乗り込もうとしたら
友人がどんどん上に上がっていくんです。
(それもなぜかスローモーションで)
混乱して
「え~?○○ちゃん、どこ行くの~?」
と聞こうとしたら自分が
電車とホームの間に挟まっていました。
(チョコチップ) |
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あれは忘れもしない夏の日の午後。
幼い私は母と自転車で出かけていました。
前を走る母の自転車を
一生懸命追いかけていたのですが
突然頭がかゆくなったのです。
あぁ~頭をかきたい!
でも手を離して運転できない! と思い
「おかあさんまってーーー」
と大声で叫びますが
母は聞こえないようで、
先をずんずん進みます。
焦った私は自転車をこぎながら、
かゆいのをどうにかしようと
頭を大きく振り出したのです。
頭をぶんぶん振っていると、
だんだん視界が変わってきて
急に青空が見え、気付けば私は水の中。
私は自転車ごと、
道路わきの深い溝に落ちて、
でんぐり返しをしていました。
どぶに浮いてぽかんとしていると、
母や周りの人たちが
どうした、どうした、
と集まってきました。母曰く、
「うしろ見たらあんた忽然と消えてて、
神隠しかと思ってびっくりしたわ」
あの時はほんとうに恥ずかしかったです。
(流れていった片方の靴) |
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昔はあちこちにあった
「くじ」つき自販機。なれてない私は、
ピコピコ鳴りだしたのに焦り
ここで押せば当たるのか?!
と押してみたらジュースがごろんと
出てくるではありませんか!
また音楽が流れ出し、
また当たるチャンスなのかと
押せばごろん、
また鳴り出し押せばごろん、さらにまた。
こんなに当たったら、
取り出し口が詰まっちゃうなー、
とうれしく心配しながら気がつきました。
私が投入したのは500円玉でした‥‥
(当時まだ1本100円)。
当たってるんじゃなくて、
ふつうに買ってただけ。焦ってる上に、
初めての経験で舞い上がっているため
気が回らず、違うのを押せばいいのに
ネクターばかり4本。
幸いその自販機の持ち主は、
そこの商店だったので
恥を忍んで返却しに行きました。
「同じのばかり買っちゃったんで‥‥」
と言ったら400円を返してくれましたが、
おばちゃんはとても不思議そうでした。
(か) |
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猫舌なので熱いものは飲めないし、
冷たいものを飲むと
すぐお腹をこわす私。いつも
「自動販売機に
『ぬるい』があったらいいのに」
と言っていました。ある日、
紙コップ式の自動販売機で
ホットココアのボタンを押したところ、
ジャラジャラと
ホットに似つかわしくない音が。
え? と思いながら取り出すと、
なんと氷入りホットココアでした。
私の希望に合わせてくれたのかも
しれないけど、複雑でした。
(ラムネ瓶) |
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病院事務をしていて
金銭授受も受け持っているのですが、
とある日曜日、救急室を受診した
患者さんの家族が
お支払いに来たのですが、おもむろに
「あのー、1000円札30枚を
両替してもらえませんか?」
よーく聞いてみるとATMで
30000円おろそうとして3万円と押さず
30千円と押してしまったとの事。
丁度千円札が切れそうだったので
ありがたく両替させていただきました。
(えつここ) |
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携帯電話がまだ世の中に普及する以前の、
公衆電話ネタ。高校を卒業して
東京へ行ってしまった同級生。
貧乏下宿生となった彼は、
10円玉をしこたま抱えて、
近くのタバコ屋さんの公衆電話から
電話をしてくれました。
「あっ、もうそろそろ10円が‥‥
ツー、ツー」と途中で
電話が切れてしまうこともしばしば。
そんなある日、いつまでも話し続ける彼。
「ねー、そんなに話してて大丈夫なの?
今日は10円玉いっぱいあるの?」
と尋ねると、
「この電話さー、壊れてて、
10円入れなくても
話せるみたいなんだー」。
その夜は時間も気にせず、
しゃべりまくりました。
そんな彼からは、
公衆電話の故障が直ったと共に、
いつのまにか電話もなくなりました。
遠い昔の、淡い思い出です。
(RYO) |