新着「言いまつがい」〜その410〜
「言いまつがい」があるなら、 「聞きまつがい」だってあるんです。 言っているあんたの滑舌が悪いのか、 聞き取るあたしの耳が悪いのか、 そんなことはどちらでもかまわないのです。 いかにも「まつがえ」そうなものから、 まったく「まつがえ」そうにないものまで たっぷり用意しておりますので 最後までごゆっくりおたのしみください。
「横浜OCNサービスセンター」 から電話をもらったとき、母親が 「横浜の おいしいもんセンター から電話だよ」 と取り次いでくれました。何度聞いても 「おいしいもんセンター」 に聞こえたと言っていました。 (けいこ)
会社の同僚のYさんは 最近とみに聞きまつがいが増え、 本人も焦っているようなのですが、 この間もアメリカのTVドラマの話題で 「『アウターリミッツ』の DVD出たらしいね」 と話していたら、 「青田有光って誰? 監督?」 と聞きまつがっていました。 (てらら)
中学のとき部活の朝練があって、 眠いのを我慢して 毎朝なんとか学校に辿り着いてました。 ある朝、一緒に登校した友達が下駄箱で 「もう山本さん来てるよ」 と言ったのを、 あまりの眠さで聞きまつがい。 「ぼうや、 お星さまが見えるよ?」 どんだけ寝ぼけてんだ! と呆れられました。青春‥‥。 (結構詩人じゃない?)
名古屋出身の友人に、 どうして捻挫したのか尋ねたら、 帰ってきた返事が 「アナルって 思わなくってさ〜!」 え? 聞いていいのかその話? と思ってよく聞いてみたら、 「穴あるって思わなくってさ〜!」 でした。「が」を入れようよ。「が」を。 (よちのん)
簿記3級に合格した時のこと。 会社の人が「おめでとー」と言うので、 「3級だし恥ずかしい」と言ったら、 近くに居た同僚の女の子が、 「え、おめでたですか?」と。 「3級」と「産休」の聞き間違えでした。 (32才独身)
以前家庭教師をしていた子が、 家に遊びに来てくれました。 で、玄関に上がるなり、 「すいません。 性感スプレー ありますか?」 と聞くので 「え???」 と返事に戸惑っていると、もう一度 「性感スプレー、 えーっと汗とかを おさえる‥‥」 「あ! ああ! 制汗スプレーね!」 ちょっとどきどきした 聞きまつがいでした。 (教え子も今は25歳)
毎回、駅のエレベーターの 「改札階に到着しました」 というアナウンスがどうしても 「大殺界に到着しました」 と聞こえるので、 エレベーターを使用するのは やめることにしました。 (ホーリー)
何年か前、満員電車のなかで、 「おデブちんは右側です」 とアナウンスが。 「お出口は右側です」 のまつがいでした。 (今でもそう聞こえてしまう)
電車に乗っていたら、車内アナウンスで 「次の停車駅は〜、 わからない〜」と。 続けて「お出口は左側〜」と言うので、 「それはわかるのかよっ!」 と内心突っ込んだところ、 電車は静々と「若葉台」駅に着きました。 (花色木綿)
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