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新着「言いまがい」〜その421〜


 

ひさしぶりに、
「まつがい電話」の特集です。
かけた人、かかってきた人、
原因をつくっちゃった人‥‥。
いやあ、
いろんなことが起こるものですねえ。
ドラマティックな日常。
それが「まつがい電話」。
最後までのんびりご覧くださいー。


昔、独身だった頃のある日、
留守番電話に小学生らしい子供達の
くすくす声が入っていました。
いたずら電話だと無視していた数日後、
今度は男の人の
「明日の遠足ですが
 雨だったら‥‥」

という身に覚えのない連絡電話が。
そしてまた数日後、今度は
歯医者さんから覚えのない予約の確認が。
ここで初めて気づきました。
「どこかの小学校の先生が、
 自分の電話番号を完全に間違えていて、
 勤務先の学校から、
 治療中の歯医者にまで、
 私の電話番号を伝えている」と。
(わざわざ歯医者に電話した親切者)

留守電機能つきの電話を買って、
初めてセットして外出した日のこと。
帰ってくるとメッセージのランプが
ついていたので再生してみました。
「えー、○○ですがー、
 先日の長芋の件ですがー
 まだいい芋が
 見つからないのでー、
 もうちょっと
 お待ちくださいー。
 
(そばにいるらしき人に)
 こんでいいよな?」

その後その人からまつがい電話は
かかってこないので、
長芋の件がどうなったのか気になります。
(みちか)

留守番電話に入っていたメッセージ。
中年の男性らしい声で、
ほろ酔いなのかたいそうゴキゲンに
「○○(たぶん友人)
 いるんだろ〜?
 無視してないで、
 出てえ〜!
 よおーし、出るまで
 歌っちゃうぞォ」

そしてなにやら韓国語らしい唄を
朗々と歌ったあげく、
今度は鼻をつまんだような声で
「えー、毎度おなじみ
 チリガミ交換で
 ございます。
 ご不要になりました
 古新聞、
 古雑誌、古女房など
 ございましたら」

ここで時間切れ、
メッセージが終了していました。
「古女房」をどうするつもりなのか
気になって仕方ありませんでした。
(るーぴょん)

ある日仕事から帰ってきて、
自宅の留守電をチェックしたところ、
まったく聞き覚えのない
消え入りそうな中年女性の声で、
「お母さんです。
 FNS歌謡祭は
 6時からです」

とだけ入っていた。
子供にこの番組の開始時間を
知らせたかったのだろうか。
間違ったところにかけちゃって、
子供はこの番組を
見られないのではないか、
と心配してしまったことがありました。
(マギー)

2年前に聞いた
奇妙な留守電の話をさせてください。
家に帰って留守電が入っていたのですが、
聞いてみると
「葬儀の事について
 お知らせします」

というメッセージが。
途中はよく覚えていないのですが、
最後は
「詳しくは明日
 お知らせします」

と言っていました。
でもそんな心当たりは全然なかったし、
いくらまつがい電話とはいえ
縁起が悪いし怖いので
そのメッセージは
すぐ消してしまいました。
そうしたら翌日、
父方の祖父が亡くなったとの
連絡が実家から入ったのです。
前日の電話は
まつがい電話だったのでしょうか、
それとも‥‥。
というか、
まつがい電話だったと信じたいです。
(相楽)

携帯のない時代のお話です。
駅から歩いて30分程のところに
住んでいるため、
元気のない時なんかは
よく家に迎えを頼む電話を入れます。
そんなある時、
「はい、○○です」
聞いたことのない声です。焦って
「あ、すみません。間違えました」
ガチャ。もう一回かけ直しです。
「はい、○○です」
‥‥あれ? さっきと同じ声だ。
かなり焦って
「何度もすみません、
 先ほどの者ですが
 また間違えてしまいました」
ガチャ。‥‥自分の家に掛けるのに
何回も間違えるかね、普通‥‥。
などと苦笑いしながら今度こそは、
と慎重に電話を掛けました。
「はい、○○です」(同じ声)
‥‥! 今度は間違えたはずはない!
もしや何か事情があって家の人間は
出ることができずにお客さんにでも
出てもらっているのかも!?
「申し訳ありません、
 ○○さんのお宅で
 間違いはありませんか?」
「はい? そうですけど‥‥」
「私は電話番号、
 ××−××××で掛けているのですが、
 そちらの番号は
 合っていますでしょうか?」
「‥‥」
「(はて)?」
「ところでさっきから
 何? お兄」

全身の力が抜けました
(余所行きの声を使うなよ、妹よ)

職場でFAX送信する際、
「急ぎ返事を下さい」と明記したのに、
全然連絡がない。
ちょっと怒りつつ電話をすると、
私が書いた電話番号が
間違っていたらしい。聞けば、
それは私んちの
自宅の番号だった。

当然、帰宅したら、母が
「今日は間違い電話が何度もあった」
って。すまぬ。
(カミング・ムーン)

まだ携帯電話がなかった頃、
自宅の電話に自分の声で
留守電のアナウンスを録音。通常
「はい、○○です。
 只今留守にしております。
 ピーと言う発信音のあとに
 メッセージを録音して下さい」
のところ、
「はい、○○です。
 ただ今
 留守にしております。
 メッセージのあとに
 ピーという発信音を
 録音して下さい」

としていました。
友人の「ピー」で気づきましたが、
しばらくそのままにしておいたのを
覚えています。
(加藤)


 

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(2004.7.12)
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2005-04-10-SUN
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