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新着「言いまがい」〜その470〜


 

日曜日、いかがおすごしでしょうか。
例によって、さまざまな「まつがい」を
特集してお送りいたします。
この世界のあちこちで、
人は今日もなにかを
「まつがって」いるのです。
最後までのんびりと
おたのしみくださいませ。


前から欲しかった本(上下巻)を
古本屋で発見。
喜んで上下セットで買って帰り、
帰宅後よく見てみると
下巻2冊を買っていました。
店員さんもつっこんでくれればいいのに。
その古本屋では上巻は
もう売り切れてしまったそうなので
amazonで注文したら、
届いたのはまた下巻‥‥。
そんなわけで下巻から読んでます。
案の定、意味がわかりません。
(ゆきえ)

いつもは家でDVDばっか見てる私。
久しぶりに映画館で映画を見ました。
スピード感あふれる緊迫した場面で
「うおお! 今の場面もう一回!」と
ありもしないリモコンを
操作しようとして
右手がモゾモゾ動いてしまいました。
(にゃほこ)

某美術大学の陶芸科に
在籍していたのですが、
アトリエはだだっ広いのに、
粘土が早く乾燥しすぎて
作品にひびが入ってはいけないので
真冬でも暖房はナシでした。
あるのは手元を暖める
小さな石油ストーブだけ。
その日も、同級生達と一緒に
「粘土練って冷たくなった手に
 ストーブはありがたいねぇ!」と、
心底ほっとしながら
温まっておりましたが、じつは灯油は
とっくにカラになっていて
そこにあるのは
色だけ赤い金属の器具でした。
(いり)

中学生の時のことです。
高校受験のため
ふた駅先にある塾に通っておりました。
ある寒い冬の日、
お気に入りのコートを着て電車に乗り、
塾に出かけました。
フードの部分が大きい、
魔法使いが着るローブのようなコートです。
教室に着いてコートを脱いだ時、
それに気づいたのでした。
なんとフードの中に、
ハンガーが入っていたのです。
来るまでに何人の人が
それに気づいていたのかと思うと、
穴があったら入りたい気持ちで
いっぱいになりました。
(よう)

私が某社に入社して、2年目を迎えた春、
いまいる自分の会社から、
新卒者用の会社案内が送られてきました。
「もう入社してるのに、
 まつがって送ってきたよー」
と家族で笑っていたところ、
しばらくして人事部から
「書類選考に通ったので、
 筆記試験を受けに来て下さい」

との電話が!
「あのー、
 もうそちらの社員なんですが‥‥」
と言うと、相手も絶句。
こんなことってあるんですね〜。
(ルビー)

小学校の教員です。
「落とし物」担当の私の所には
ポケットティッシュなども
たくさん集まります。
引き取り手がいないことが多いので、
自分で使うことが多いのですが‥‥。
机に少しコーヒーがこぼれたので
拭き取ろうと1枚取り出しました。
「やけに分厚いティッシュだな?」
とよく見るとそれは
携帯用のナプキンだったのです!
幸い誰にも気付かれませんでしたが、
その袋には「薄型」と
書いてあったのでした‥‥。
(よく吸い取ったではあろうけど‥‥)

Tバックのパンティを違う穴からはいて
出社してしまったことがあります。
今日は下着がちょっときつめだけど、
太っちゃったカナ、くらいに思い
トイレにも何度も入ったのですが、
それ以上疑問も抱かず
そのまま1日をすごし、夜になって
お風呂に入ろうとして脱いだ瞬間、
すべてを悟りました。
これってありがちじゃない?
と友人にきいても
誰も同意してくれません。
(いり)

私は、多分とても疲れていたのです。
干してあった洗濯物から
そのままパンツを取っておふろへ。
そして気持ちよく汚れを落とし
着替えて、朝まで爆睡しました。
朝股間に違和感を感じ、覗いてみると、
なんとヤモリの赤ちゃんを
産んでいたのです。
本当にその時はそう思いうろたえました。
よく考えると干してある時に
きっと休んでいたのですね。
しばらく、動揺は消えませんでした。
しかも死んでいた。
(ハヤシ)
会社の宴会が少し遠い店でありました。
夕方の混み合う時間帯に
会社の数人と連れだって電車で移動。
目的地の駅に到着。
混み合う改札から少し離れたところで
全員の顔ぶれを確認しましたが、
一人の先輩が見当たりません。
しばらくして出てきましたが、
遅れた理由はまつがいによるもの。
流れにのって自動改札機を通過するとき、
自分は切符を入れたのに、
次の人の定期を
持って出てきてしまったそうです。

先輩が気づいた時には、
すでに7〜8人は別人の定期を
持ったまま流れてしまっています。
先輩が慌てて後ろの人に
定期を渡したところ、
すぐには事情を飲み込めないその人は
恐縮して謝っていたそうです。
その人は自分の後ろの人に、
その後ろの人はそのまた後ろの人へと
謝りながら定期を返していきます。
被害者の皆さんが、一番悪いのが
誰だか気づく前に逃げてきたと、
不埒にも笑いながら
私達に報告してくれました。
私達も急ぎ足でその場を
後にしたことは言うまでもありません。
(玄関定期派)
以前勤めていた会社の横の自販機は、
よくまつがえてくれました。
120円の缶コーヒーを
150円入れるとおつりが
十円玉4枚だったり、
120円ちょうど入れたはずなのに、
チャリーンと10円のおつりがあったり、
200円入れたのにおつりが90円と、
しょっちゅう10円多く出ました。
一番すごかったのが、
千円札を入れたとき
ジャラジャラジャラとすごい音とともに
百円玉9枚と十円玉が16枚出てきました。

この間久しぶりに
ダンナと近くを通ったので、
私が150円入れて缶コーヒーを買うと、
40円のおつりが出ました。

それを見てだんながおもしろがって
「俺も挑戦」と言って同じ自販機で
同じ缶コーヒーを150円入れて買うと
おつりはちゃんと30円でした。
そして、その足で
食券を買うシステムのお店へ行きました。
私が630円のラーメンを買おうと
630円ちょうど入れると
なぜかおつりが、80円出てきました。
「なぜだ?」と言いながらダンナも
同じように630円ちょうど入れて
ラーメンのボタンを押しましたが、
おつりは出てきませんでした。
どうやら私が自販機にふれると
壊れるみたいです。
(かなり得しているハズ?)
午前中のお出かけは忙しい。
自転車を突風のようにこぎ、
息せき切って会場に駆けつけると。
流れる汗を拭く間もなく、
手提げの中の携帯のバイブが
ブゥーン、ブゥーン!
「スミマセン‥‥」と頭を下げながら、
手下げに手を突っ込むと、
鈍く金色に光るカナブンがっ!
仰向けになって、もがいてると思ったら、
飛んでいきました。これは、
何まつがいというのでしょうか?
「ぎぇっ!」と叫んで
あたりを見回した時は、
ひとりぽっちでした。
(みちょんた)

携帯電話のバイブレーションかと思ったら、
カナブンだった!
‥‥そんなことがありうるのでしょうか?
はい。現実に起こりうるのです。
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さようなら!
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(2004.7.12)
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2005-05-29-SUN
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