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新着「言いまがい」〜その590


 

ハロー、スーザン。
キミはジョークが好きだったな。
例によって、ニッポンから、
英語にまつわるグレートなミステイク集、
いわゆる「英語の言いまつがい」を
仕入れたので、キミに送るよ。
私は思う、つぎのようなことを。
これらのいくつかの興味深い文章は
あなたの一般的な生活に、
十分な、たのしさをもたらし、
なおかつ、たのしさをもたらすでしょう。
おそらく、十分に。それは、たぶん。
それじゃあ、最後までたのしんでくれ。


友人とロンドンでタクシーに乗りました。
名門女子大の英文学部の彼女は高らかに、
「バッキンガム・
 キューデン!」
と行き先を告げましたが、
何度言ってもドライバー氏は
「???」
友人よ、
「Backingham Palace」だ。英語では。
(しおり)

友だちから聞いた話です。
その友だちは中学生の頃
アメリカに3週間ほど
ホームステイしたそうです。
ある朝、ステイ先のお母さんに
「朝ごはんは何にする?」
と聞かれ、彼女は
「シリアル!」
と答えたかったそうですが
どうしても「シリアル」が出てこない。
一生懸命考えて出てきた言葉は
「トレイシー」
なんとそれは、
その家で飼っていたネコの名前でした。
お母さんのびっくりした顔が
忘れられなかったそうです。
(まる)

オーストラリアに旅行に行きました。
久しぶりのホストファミリーとの再会!
うれしくて、弟分のMと
色々としゃべっていた時のこと。
M「いつ免許取ったの?」
私「18才で運転免許とったから‥‥
  もぅ、2年前だね〜」
M「じゃぁ‥‥今は‥‥」
私「yeah, now
  I'm twelve years old ! 」

私の一言を聞いた後にみんな大爆笑。
そう、私は12歳ではなく
「twenty years old (20歳)」
なのでした。
もっと英語を勉強しようと
心に誓いました。
(真)

夏休みにホームステイで
アメリカに行った後輩。
ホストファミリーと
一緒にケーキを作っていました。
小麦粉100グラム、バター100グラム。 
あれ、砂糖はどのくらい入れるのかな?
そこで彼女は
ホストファミリーに聞きました。
「イズ ディス
 ナングラム?」

(さち)

英語圏に住んでいます。
先日、新しく買った
デオドラント(制汗剤)を
試してみました。
しばらく経って確認してみると、
確かに匂わない。
うれしくなって、ひとりごとで
「うーん、
 
確かにスメらない!」
と言っていました。
匂う、は英語でsmell(スメル)なので
混ざってしまったみたいです。
(するめ)

中学校の英語の授業の時、
「自転車を英語でいうと?」
という質問にすばらしい発音で
「チャーリンコ!」
と言った男がいたのを思い出しました。
即答でした。
(エミゾ)
アメリカに住んでいたときのこと。
そのとき入居していた
アパートの看板が通りにでていて、
その電話番号が
「○○○-3939」となっていた。
そうかあ、アメリカだから
「Thank you, thank you」
なんだあ。
アメリカでも語呂合わせあるんだなぁ、
と思ったが、よくよく考えてみたら、
さんきゅー、さんきゅーは日本語読み!
ぜんぜん違う! ちょっと残念でした。
(アリ研究者)
家族旅行にいってまいりました。
食事を終え、寝床に本を持ち込み、
「さー! 本を読み放題!」
とウキウキとした気持ちで
楽しむぞ〜、楽しむぞ〜、という
気持ちを表現したつもりでした。
「さー、
 ジョイン、
 ジョインーっ♪」

隣の兄がキョトンとしております。
「何が言いたい?」
「いや、楽しむぞ!
 って言ってるんじゃん‥‥。
 あー!」
(エンジョイ、を言いたかった妹)
友達と一緒にテスト勉強をし、
日本語を英語に訳す問題を
出し合っていた。
「その少年は
 クラスの中で最も背が高い」
という問題を出された私は、
自信たっぷりで答えた。
「ザ・ショウネン‥‥」
(元高校生)
中学生のころ、
英語のプリントをやっていた
A子ちゃんが聞きました。
A子「ひつじは英語でなんだっけ?」
それに答えて友人B子、
B子「メリーでしょ」
A子「あそっか! ありがとー」
‥‥間‥‥。
その他大勢「違う!!」
あやうく、クラス全員
納得してしまうところでした。
恐るべし、『メリーさんの羊』。
(よっしー)
海外から日本への飛行機内にて。
食事のサービスが始まったというのに、
テーブルも出さずに世間話の
おのぼりおじ様たち。
キャビンアテンダントが
キャ 「chicken or beef?
    (鶏肉、牛肉どっち?)」
おじ1「なんか、言ってきてるけど、
    なんやぁ?」
キャ 「chicken or beef?」
おじ2「のみものちゃいますかぁ」
おじ1「こぉひぃ、ワン」
キャ 「chicken or beef?」
おじ1「おお、ちきんや、とり、とり」
おじ2「わしも、とり、ちきん」
キャ 「table, please!!
    (テーブル出しとけよ!)」
イライラで頭から煙が出そうな乗務員、
次の客に
「chicken or table?」
(テーブルって言って!)
ドイツ語圏の国に留学しています。
「はい」や「Yes」は
ドイツ語で「Ja(ヤー)」といいます。
今日、日本にいる母親と電話中、
音声が途切れかかったらしく、
「もしもし? もしもし?」
と言っている母に、
大きな声ではっきり返事をしようとして、
「ヤイ!」
(いちゃもんつけようと
 したわけじゃないのよ)
アメリカで、
アメリカ人から武道を習っている。
先生の先生とか言う偉い人がきていた。
「失礼します」というところを、
「失礼です」と言っていた。
それを指摘できなかった自分を
小心者だと思ったし、
日本語って難しいと思った。
(祐@フィリー)

HAHAHAHAHAHAHAHAHAHA!
いや〜、あいかわらずニッポン人ってのは
ほんとうに愉快なセンスを持ち合わせている。
そうそう、ニッポンではこういうジョークが
シンチョウブンコっていうところから
ペーパーバックになって
発売されているらしい。
先日、またゾウサツしたっていう話だ。
キミも読んでみたほうがいいと思う。
じゃあ、また、セバスチャンの店で。
小型犬だと思って油断していたら、
太ももをガブリとかまれたジミーより。
PS:
うちの母親ときたら、
ケビン・ベーコンと
ベーコンレタスバーガーの区別も
つかないのさ。


イラスト:しりあがり寿
「言いまつがい」を投稿する。

2005-09-26-MON
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