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新着「言いまがい」〜その654


 

ハロー、スーザン。
キミはジョークが好きだったな?
ニッポンから、またしても、
ジョークをたくさん仕入れたので
キミにお送りしよう。
そう、現地では
「イイマツガイ」と呼ばれている
非常にユニークなジョークだ。
実際に、これらの文章の一部、
もしくは全部は、
あなたの日常をより豊かにするだけでなく、
脳内の価値の変換など、
それらが起こりうる、
可能性がないとは、言えない、だろう。
古来から。
ああ、私はそう思っている。
わかるでしょう?
それじゃ、最後までたのしんでくれ。


今は昔、高校の体育の授業で
『フラッグフットボール』
というのをやりました。
ゲームがスタートする時、
攻め側のチームの選手達は、
地面に両手をついて構え、
ボールを持ったリーダーの
「Ready down set !」
という掛け声で、いっせいに
ゴールに向かって走り出します。
全員が息を止めて掛け声を待つ、
緊張の一瞬です。ところが、
チームリーダーだったゆうこちゃんは、
その瞬間、緊張のあまり思わず、
「Let's dance!!」
と叫んでしまったのでした。
その後、ゆうこちゃんのニックネームが
「レッツダンス」だったことは
言うまでもありません。
(上海蟹)

同時多発テロの影響で
職場の周りの警備が
敏感になっていたときの
言いまつがいです。
その当時あこがれていた
アメリカ人男性の職場のビルで
中にいる人々が
全員避難しなければ
ならない状態になった時がありました
(幸い何も起こりませんでした)。
私は、あせって彼の携帯に電話をかけ、
「Did you evacuate?!
 (避難したの?!)」
と聞きたかったのに、
「Did you ejaculate?!
 
(射精したの?!)
と言ってしまいました。落ち着いて
「ウン タイシタコトナカッタヨ」
と言った彼は大物だと思いました。
ちなみに読み方の違いは
「エヴァキュエイト」と
「エジャキュレイト」です‥‥。
(律)

旅行先で英語が
なかなか通じなかった話をしていて。
「カエルの発音が悪かったみたいでさ〜。
 ゲロゲロとかケロケロとか
 鳴き真似しても通じなくて」と私。
「カエルってなんだっけ?」
との友人の問に、
きっぱり言い放ちましたよ。
「ケロッグ!」
(いや、旅行先ではちゃんと
 「フロッグ」って言いましたがな)

先日の大学の
英文学の授業を受けていたときのこと。
低血圧でただでさえ朝が弱いのに、
前日夜更かししていた為、
頭がまだ目覚めていない
1コマ目のことです。
「英語で牛肉のことは
 なんと言うでしょう?」
と当てられた私は慌てふためいて
「カルビ」
先生が噴き出す中、
(あれ、特上カルビだっけ?
 ロースだったっけ?

と真剣に悩んでいた自分がおりました。
ちなみに、カルビは韓国語だそうです。
(にゃん)

中学生の英語の時間、
生徒全員が先生の後に付いて
単語の発音をしていました。
「fish」という単語を発音した時、
私は唇に力を入れすぎたのか、
フィのところで
同時に口笛も
鳴らしてしまいました。
「誰だ」「誰だ」と教室は騒然となり、
私はずっと下を向いていました。
(あちょのおかあ)

英語の授業のとき、
先生に当てられたI君は、
「typhoon」の読み方がわからず
「テュポーン」
と読んでしまいました。
普通なら教室は
笑いの渦に包まれたはずですが、
その時は先生の機嫌がとても悪く、
「もう一回言ってみろ」
と言われたI君の
「テュポーン」
が静かな教室に響き渡りました。
(栗ーン)
中学2年のとき
「Hi !(ハイ!)」と読むところを
友達は「ひ!」
なんの疑いもなく発音し、
クラスは大爆笑、
先生はあきれてました。
(じょじょのじょ)
アメリカで5年ほど暮らし、
戻ってきてすぐのこと。
友達に飲み会に誘われました。
私が「飲み会どこでやるの?」
と聞くと、友人は
「Water me!」と言いました。
へえ〜、面白い名前のお店だなあ、
と思いつつ当日行ってみたら
「和民」でした。
(あったら楽しそう)
友人とスペイン旅行に行ったときのこと、
夜中にカップラーメンを食べようと、
フロントにお湯をもらいに行きました。
スペイン語で「お湯、ください」は
「アクア カリエンテ
 ポルファボール」と言うと
教えてもらっていたので、
フロントのやさしそうなおじさまに
その通り伝えると、
にっこり笑ってフロントの奥から
「歯ブラシセット」
を持ってきてくれました。
そのままお礼を言って、
歯ブラシセットをにぎりしめ、
部屋に戻った私。
ラーメンの粉末スープをかけて
準備していた友人もあ然でした。
私のスペイン語、
そんなにまつがってました?
(しろぽん)
ベルリンの壁が開いたばかりの頃、
うれしくなって、
ドイツで勉強中の友人6人で、
東ベルリンへ行きました。
歩いていると、有名な大学があったので、
こっそり入ってみることにしました。
おそるおそる歩いていたのですが、
丁度お腹が空いていたので、
目の前にあったカフェテリアに
入ってしまいました。
そ知らぬ顔で食事をしていると、
混んで来て、
その大学の男子学生と
相席になりました。
だんだん打ち解けて、話をしていると、
一番年下でドイツ語初心者の友人が、
彼に向かって、いきなり
「Woher kommenn Sie?
 
(どこから来たの?)
と、聞いちゃいました。
怪しい東洋人の女の子が
6人もやって来て、
どこから来たか一番聞きたかったのは、
この場面じゃ、彼の方でしょう‥‥。
彼女は、出身地を
聞きたかったらしいのですが、
5人から一斉に突っ込みが入ったことは
言うまでもありません。
(安くてお腹いっぱいになる
 学生食堂 in Berlin)
ドイツで大学生をしています。
先日友人が日本から
絵葉書を送ってくれましたが、
宛先の「GERMANY」が
「GAYMANY」になっていました。
僕が住んでる街は
たしかにGAYがMANYですけど‥‥。
(ケルン4711)

HAHAHAHAHAHAHA!
いやー、ニッポンジンって、ファニーだ。
キミが喜んでくれたらいいと思う。
なお、こういったジョークが、
ニッポンではペーパーバックになってるらしい。
それはしばしばブンコボンと呼ばれる。
新潮文庫ってところから出ているらしいから
取り寄せてみたらいいんじゃないか?
ちなみに、eメールでの投稿も募集中らしい。
キミもひとつ、どうだい?
じゃあ、また、セバスチャンの店で。
寒くなるとすぐに
タイツをはいてしまうジミーより。
PS:
通信販売で買ったものに
満足した試しがないのに、
なんだってお袋はくり返し
通信販売でものを買うんだろう?


イラスト:しりあがり寿
「言いまつがい」を投稿する。

2005-11-29-TUE
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