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新着「言いまがい」〜その710


 

ハロー、スーザン。
キミはジョークが好きだったな。
またしてもニッポンから
たいへん愉快でおもしろいジョークを
たっぷり仕入れたのでキミに送ろう。
いま私が送るこれらのもの、いくつかの、
メールのなかの文章たちは、
ずいぶんひんぱんにしばしばと、
あなたをいくぶん暖かい
愉快な気持ちにさせるだろう。
じゃあ、最後までたのしんでくれ。


海外で仕事しています。
運転手が丸一日大変な仕事を
いろいろと手伝ってくれたので、
ねぎらいの意味をこめて、
「hard worker!(働き者だね!)」
と言おうと思ったら、
「Work harder!(もっと働け)
と言ってしまいました。
(海外主任)

まだ若いころ、
ある外資系クライアントの
社長以下20名くらいの幹部に
プレゼンテーション
することになりました。
ただひとりの外人の社長のために
英語で説明しなくてはならず、
前夜から緊張。
しゃべり原稿もつくって
ひとりハーサル。
いざ本番のとき、会議室中央に立ち
「Good morning,
 Ladies and Gentlemen !」
とはじめたとたん、
外人社長がすかさず
「Hey,no Ladies here !?
 (この部屋には女性はいないよ!?)」
たしかに出席者は男性ばかり。
会議室はドッと笑いに包まれ、
私はペースをしょっぱなから乱され、
頭の中は真っ白。
以来、この出だし文句は
いっさい使えなくなった。トラウマ。
(修)

職場の外人のスタッフに
「ファックスの設定戻した?」
って聞こうとして、
「Did you return‥‥(せ、設定?)」
と思いつつ、そのまま
「settei(設定)
って言っちゃったら通じた。
多分「setup」か「setting」って
聞こえたということにしておこう。
(shipo)

うちの家族で、母だけ英語が話せない。
でもカナダへ嫁いだ娘(私)のために
英会話を習い始めたらしい。
電話をしてくるたびに、
うちの旦那と英語で話したがり、
少しは上達したと自慢をしていますが、
日本から送ってくる
小包の住所にはいまだに
「KANADA」と書いてある。
確かに日本語読みはそうだけど‥‥。
(メープルの嫁)

昔、翻訳会社で
チェッカー(校正係)を
しておりました。
よく使っていたアメリカ人翻訳者で、
日本語ペラペラ、
翻訳も早くてうまくて、
チェックがとっても楽だったのが
デビッドくん。
ある日、英訳を頼み、
日本語とつき合わせて
チェックしていると、
原文にはない
「ファッショナブル
 ・ヘッド
 
(おしゃれな頭)
という単語が出てきました。
???と思って、
よーく原文を探してみると、
それはなんと
「しゃれこうべ」の訳でした。
誤訳なんだけど、
妙に感心してしまったのでした。
(AQUA)

休暇でサンフランシスコに
遊びにきてます。
昨日ユニオンスクエアで
道に迷ってしまって、
英語ができない自分は、
日本人を捜してキョロキョロ。
しばらくしてやっと日本人らしき
若い男女が歩いてきたので
話しかけようと思ったんですが、
「日本人ですか?」
って尋ねるか、もし違った場合のために
「Are you Japanese?」
って尋ねるべきか迷っているうちに、
すれちがってしまいそうになって
慌てて、でかい声で
「ア〜ユ〜ジャパン人?」
って言ってしまいました。
そしたら男性の方が
「アイアム・チャイナ人」
って答えた。
一瞬の沈黙の後、お互いに大笑い。
彼は少し日本語ができるらしく、
親切に道を教えてくれました。
その上、この変な質問と変な答えで
意気投合してしまって、
美味しい中華のランチに誘ってくれて
一緒に食べてきました。
(英語でけへんねん)

私はドイツに留学中で、
ドイツ人の家族に
お世話になっています。
そして先日ドイツ語で
言いまつがってしまいました。
以下の会話はドイツ語です。
私「最近ツアリスト(観光者)が
  たくさんいるね。
  クリスマス近いからかな?」
ホストマザー
 「え? たくさん?」
私「そう、昨日だって
  3人の男の人に道を聞かれたよ。
  クリスマスマーケットに
  行くみたいだったけど」
ホ「ほんとうにツアリストだったの?」
私「ツアリストだったよ。
  うまくドイツ語を話せなくて
  英語で道を聞いてきたから」
ホ「それであなたは道を教えたの?」
私「教えてあげたよ。
  皆クリスマスマーケットに
  行きたいみたいだったし。
  今の時期はクリスマスマーケットで
  街が賑わうから
  たくさんのツアリストが
  いろんな国から来てるみたい」
ホ「ちょっと待ってツアリスト!?」
ここでまつがいが発覚しました。
私はツアリスト(観光者)と
言っていたつもりだったのですが、
発音が正しくないために
ホストマザーは
「テロリスト」
と解釈していたのです!
上記の会話を
「テロリスト」で読んでみてください。
ホストマザーが恐ろしい顔を
していた理由がよくわかります。
(Rの発音がいまだ下手)

中学生の時の英語の授業で、
先生が「get」と言ったら
生徒全員で「get」という風に
英単語の発音練習をしていました。
みんなが発音している中で、
庄野(しょうの)くんという男の子が
違うことをしていました。
それを見つけた先生が
「庄野!」と注意したところ、
他の生徒全員が
「庄野!」
失笑が起こった後、
何事もなかったように
授業は続けられました。
(みよこ)
約25年ほど前、父は仕事で
ロンドンのホテルに滞在していた。
パリへ電話を掛けたいので、フロントに
「Paris, please.」
と依頼したら、
つながれたのは
ロンドン警察だった。
(カガミ)

HAHAHAHAHAHAHAHAHA!
いやー、ほんとうに、
ニッポンジンっていうのはユニークだ。
キミもこういう
「イイマツガイ」を知ってたら
いますぐ下の「投稿する」ボタンを
クリックしてメールしてみてくれ。
そうそう、どうやら
シンチョウブンコっていうところから
「言いまつがい」っていう
小振りのブックが出てるらしい。
そっちも読んでみてほしい。
じゃ、またセバスチャンの店で。
夜中にポテトチップをひと袋食べて
いつも後悔するジミーより。
PS:
トリノがどの国にあるか知らなくて
従兄弟にずいぶん笑われた。


イラスト:しりあがり寿
「言いまつがい」を投稿する。

2006-01-24-TUE
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