新着「言いまつがい」〜その717〜
インターネット環境の配備と 携帯電話の普及にともない、 いまやメールは私たちの生活において なくてはならないものとなりました。 やり取りするメールの量が増えると、 「誤メール」も生まれやすくなります。 え? 「誤メール」をご存じでない? それは、「まつがって」書かれたあと、 修正されることなく、 そのまま配信されてしまった 愉快なメールのことです。 ほんのちょっとの ことばの「まつがい」が醸し出す、 なんとも微妙なおかしさを 最後までおたのしみください。
朝、頼まれごとをした知人から 「おはよう。ありがとうね」 というメールをもらった私。 そのときは眠かったので 読んですぐ眠ってしまったのですが、 数日後メールを読み返してみると 意味不明なメールを発見。 「あはよう。 ありかまとうね」 どちらも寝ぼけていれば 話が通じるようです。 (寝ぼけてなくてもとりあえず 好意は感じられた高校生)
風邪をひいている私に 彼氏が送ってきたメール。 「愚わいどう?」 なんだかちょっと 悪くなった気がします。 (わじゃないよ)
私の彼はしょっちゅう 誤メールを送ってきます。 先日も彼の早朝メールで起こされて、 ちょっと不機嫌になって 届いたメールを見たところ、 「ごめよ。 たゃんと寝た?」と。 ‥‥怒るに怒れません。 (こっちが聞きたい、ちゃんと寝た?)
残業帰り、夫と乗り換え駅で 待ち合わせようとメールを送った。 「○○駅のホームの ベンキで待ってる。」 一瞬、すごい映像が 夫の頭の中に浮かんだそうだ。 (おっちょこ)
携帯メールでのまつがい。 「あと30分で着く」と書くところを 「あと300分で着く」 と送って 待ち合わせにならなかったことがある。 (怒られた‥‥)
誤メールです。 夜に会う約束をした彼。 「んじゃ、 深夜に 俳諧でもすっかな」 ‥‥なんとまぁ風流な。 (芭蕉)
先日母から届いた「誤メール」です。 「リンゴを もらったので、 そちらに 持って行って 揚げますよ」 リンゴの天ぷらって 美味しいんでしょうか? (私は煮リンゴが好きです)
誤メールです。友達に 「世界史の再試頑張ってね」 と送ったつもりが、 後で読んでみると 「世界中の 再試頑張ってね」に! とんでもない再試だ。 (訂正はしていない)
みなさまからの「誤メール」を まだまだ募集しています。 あなたの受信箱にありませんか? あるいは送信箱にあるんじゃないですか? もちろん通常の「言いまつがい」も募集中。 下の「投稿する」ボタンをクリックして どうぞお気軽にご投稿くださいませ。 新潮文庫の「言いまつがい」文庫版、 増刷も決定し、ますます絶好調!