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新着「言いまがい」〜その725


 

ふと耳に入った意外すぎるフレーズ。
「そんなバカな?!」と思って
よくよく聞き返してみると、
ぜんぜん違うことばだった。
そんなことってありませんか?
いわゆるひとつの「聞きまつがい」、
世にも見事なものを集めて
たっぷりお届けいたします。
最後までのんびりご覧ください。


職場で、
ちょっと席をはずして戻ると同僚が
「みんな太ったけど、
 
大丈夫?」
と振り向きざまに叫びました。
そんなデリケートなことを大声で!?
とびびりましたが
「電卓取ったけど、大丈夫?」
でした。
ほんとに最近太ったんで
びっくりしました。
(せりか)

大学で歴史を勉強しています。
ある日、友達と
ゼミについて話していたら、突然
「金田一って
 おもしろくないよなー」
と言うのです。
え? なぜ今ミステリーの話に?
金田一耕助シリーズは
おもしろいんじゃないかなぁ‥‥
と思ったら、
「近代史」の聞きまつがいでした。
(金田一少年は結構好き)

母とテレビを見ていたときのことです。
若い役者さんがテレビに出てきて、
「この人かっこいいね」と母に言うと
「目がパッチリして、
 鼻も高いし、
 ぶたいぬの顔ね」

と母が言いました。
びっくりしてもう一度聞くと
「舞台向きの顔」でした
(ブタフィーヌさん大好き)

友人に
「ヨーコに1000円借りとったろ?」
と聞いたところ
「えっ?
 横に線が
 入っとったろ?」

あまりの違いに感心したものでした。
(おとみ)

通勤途中の車で何気なく聞く
ラジオから、元気良く
「5000円ください!」
へ? と、思って聞き流した。
次の日同じ局を聞いていたら
「ご声援ください」だった。
納得して運転を続けられました。
(じろさん)

風邪をひいてラジオを
聞きながら寝ていました。
熱でもうろうとなっていたとき
ニュースの最後に
「アナウンサー、
 ジュリアナが
 お届けしました」
と聞こえ
「え、ジュリアナ!?」
数秒のちに
「アナウンサー、藤原」
だったと気がつきました。
ジュリアナのはずないじゃん。
NHKだったし、男だったし。
(三毛猫)

この前電車から降りたら、放送で
「四万十川(しまんとがわ)
 ご注意ください」
と言ってました。
なんで東京の真ん中で四万十川?
なんて思っていましたが、
その後すぐに扉が閉まりました。
どうやら
「閉まるドアにご注意ください」
と言っていたようです。
(め〜たん)

部活動の仲間で車での送り迎えについて
話し合っていたときのこと。ひとりが
「ウチのお父さんがいる可能性は‥‥」
と言ったところ、もうひとりが
「お父さんが
 イルカの世話!?」
と、すっとんきょんな声で
びっくりしてました。
(ペットブームですから‥‥)
友人は書店で、当時流行っていた
松本零士の本が欲しくて、店員に
「『1000年女王』ありますか」
と聞いたら、
洗面所に
案内されました。

(でも、用は足した)
毎日の献立に悩むある日。
娘達に「何が食べたい?」
と聞いてみました。
「牛乳カバー(かばー)
「え?!」
「牛乳カバー」
それって、何か最近の流行もの?
「急に、浮かばへん!」
あ、そんな事言ってたんだ‥‥。
(あずりん)

中学校に勤めています。
給食を食べていると、学校放送で
「今日もため息を
 
ついています」
と聞こえたので
「ふーん、中学生でも
 ため息をつく事もあるだろうね」
と思って
「ため息だって」と言うと、
「え、
 『今日も寒い日が続いています』
 と言ったよ」と。
そこにいた職員7名のうち5名には
ちゃんと寒い日と聞こえたそうです。
それは放送部員のまつがいではなく、
私の聞きまつがいでした。
(昔放送部員)

先日、ママ友のお宅へ
遊びに行った時のこと。ママ友が
「とうとうウチでも
 切れ痔が
 うつるようになったよ」
と言うので、
切れ痔は人にうつるものじゃないだろう
と思いながらも、
「誰の切れ痔がうつったの?!」
と聞き返したら、
「違う違う、地デジだよ!
 地上デジタル!」
と大笑いされました。
(仙台では12月からうつります)

サッカーのバーレーン戦ダイジェストを
見ていた時のこと。突然テレビから
「マツケンサンバで
 
あと2分!」
と叫ぶ声がした。
いくらブームとはいえ、
サッカーで‥‥?
と思い、よく聞いてみると
「勝ち点3まであと2分!」だった。
(弁慶の泣き所)

家族がテレビでゴルフ番組を観ていた。
私は私でパソコンをしていたら、
「内野安打ですねぇ〜、
 内野安打ですよ。
 ○○さん」
「内野安打と
 なりましたねぇ」

‥‥え? ゴルフで内野安打?
何を言ってるんだ? ふざけてるのか?
と思ったのだが、よく聞くと
「ナインアンダー」のことだった。
(菅原とおこ)
私が中学生の頃の話です。
歴史の教科書には『ハムラビ王』、
資料集には『ハンムラビ王』
と書いてありました。
テストでどちらかを書いたら
×になると思った私は、
「ねぇ、お父さん。
 『ハムラビ王』と『ハンムラビ王』は
 どっちが正しいの?」
と聞きました。父は
「半村良は
 作家だろう?」
と答えてくれました‥‥。
(父子ともに理系脳)
アメリカの、とある州でのこと。
日本人学校の先生から電話があった。
「明日は、
 ピザパーティーを
 しますから、
 サンダルをお子さんに
 持たせてください」

「はぁ、サンダルを
 持たせればいいんですね」
ピザを食べるのに
なぜサンダルを
履かなくてはいけないのか
よくわからなかったけど、
そう答えた。
「いえ、
 サンダルです、
 
サンダル
何回か聞きなおして、
「3ドル」のことだとわかった。
うちの子だけサンダルで
行かなくてよかった。
(ききまつがい)
駅前を歩いていた時の事です。
私の前にペラペラと英語を話す
男の人が歩いていました。
でも、見た目は
どう見ても日本人だったので
相手の人が日本語だめなのかなぁ?
と思ったんですけど、その相手の人は
男の人に日本語で返事しているんです。
不思議に思って
よくよく会話を聞いてみると
「でさ、それに
 マジ笑っちゃってさ〜」

男の人がしゃべっていたのは
日本語でした。
早口な上にラ行の発音が
やけに巻き舌だったので、
英語に聞こえてたみたいです。
(冬うらら)

会社での同僚との会話です。
私 「昨日、スーパーに行ったら
   駅弁大会やっててさ〜」
同僚「えっ?
  
 イケメン大会?」
‥‥目が輝いていました。
(そんな大会あったら私も行きたい)


「聞きまつがい」にかぎらず、
すべての「まつがい」を
私たちはつねに歓迎するのです。
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ますますもって絶好調です。


イラスト:しりあがり寿
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2006-02-08-WED
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